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最弱妖怪娘の学園生活  作者: とんぼ。
学校生活編

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22/38

22.中間テスト

 天気模様は大荒れ。雨は大降り。どんよりとした空気の中、負けじと私は登校する。今日は中間テストだった。

 朝から机に張り付き、教科書やワーク、ノートとにらめっこ。


 まずは現代文、古典。その次は数学Ⅰ、A。順調にテストは続く。順調といっても私は可もなく不可もない出来だと思う。基礎的な文法や単語、単純な方程式を利用した問題は出来たが、応用問題はそこそこだったからだ。

 こんなものだろうと思いながらまず、1日目を終える。青柳あおやなぎ高校はテストを1週間かけて行う。中間テストは科目がそこまで多くないので午前中で終了だ。


 そして2日目、3日目と過ぎていき、あっという間に金曜日。

 その日のテストもそこそこ手応えを感じながら終えた。


 「あー!やっと終わったぁ!!」


 隣の席の純麗すみれちゃんが帰りのホームルームを終えた途端に言う。よほど鬱憤がたまっていたらしく、彼女の大声が教室に響く。教室は彼女の声だけでなく、他生徒の話し声もするのでそれほど目立ってはいない。


 「お疲れ様。純麗すみれちゃん。あとは、課題のワークを提出するだけだね。」

 「そだね!………………あれ。」

 「?どうしたの?」

 「い、いや。……あ、あれぇ。」


 純麗すみれちゃんは焦りながら鞄を漁る。もしや、課題のワークが無いのだろうか。

 提出期限を過ぎればその分、評価は下がる。その為、彼女は必死に鞄をひっくり返し始める。


 「…………無い。無い!!せっかくやったのに!ワークない!!」

 「せ、先生に言うしか…。」

 「でも!やったのに忘れたって言っても、どうせやってないのに嘘付いたんだろうって思われるじゃん!」

 「うーん。それはそうかもしれないけど…ワーク、見つからないんだよね?」

 「うぅ…。」

 

 肩を落とす純麗すみれちゃんには悪いが、忘れてしまったものは仕方ない。ここは腹をくくるべきだ。


 「ちなみに、なんのワーク忘れたの?」

 「…………せいぶつ。」

 「生物なら、来週提出だよ。」

 「!!!ホント!?」

 「本当本当。だから、落ち込む必要ないよ。」

 「よ、良かったぁ!!」


 純麗すみれちゃんは心底嬉しそうに飛び跳ねる。


 「安心したらお腹空いた!午前中で終わりだし、お昼食べ行こ!」

 「うん。」


***

 そうして私達は学校近くのファミレスへと来た。


 早速席へ通され、メニューを眺める。ランチタイムということでドリンクバーがセットになっていたものがあったので、私はそれを頼むことにした。

 純麗すみれちゃんもランチセットを頼んだようなので、一緒に飲み物を取りに行く。


 「……………純麗すみれちゃん。それ、何入れてるの…?」

 

 純麗すみれちゃんはドリンクバー前で一生懸命、得体のしれない飲み物を精製していた。


 「ん?これ?健康ドリンク!野菜ジュースと炭酸水、あとお茶入れたの!」

 「……………緑色というか…ドブみたいな色だけど…。」

 「色は関係ナイナイ!健康なものが入ってるんだからおいしーって!」

 「そうかなぁ。」

 「そうそう!ほら。かえでっちもひと口!」

 「わ、私は烏龍茶飲むから!」

 「えー?そっかぁ。」


 どう見ても有害なドリンクを避け、席に戻る。


 健康を大切にするのは悪いことではないが、何にでも限度はあると思う。


 

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