表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

我の導き[My guidance]

作者: Thinker U

この物語は、○○という普遍的なテーマを軸に、現代社会の闇と光を描き出す。主人公の承は、その○○に抗いながらも、その虜となっていく複雑な内面を持つ。物語の舞台は、一見平和な東京。しかし、その裏では、○○に突き動かされた人々が、様々なドラマを繰り広げている。愛、友情、裏切り、そして絶望。登場人物たちの心の葛藤と成長を通して、読者は自分自身と向き合い、現代社会の病理を深く考えるきっかけを得るだろう。

現代の日本。場所は世田谷区。6月1日。承は朝10時に起きた。

歯磨きをしながら片手でリモコンを取りテレビを起動する。

今朝のニュースは多くの人が立ち並ぶ場所で自傷行為を行ったと言うニュースだった。


承は[犯罪行為を通じて自分の存在を誇示しようとする。奴が歪んだ形で現れたか…]と心の中で思った。考え過ぎたのか、今日は時間が無い為、テレビを消して直ぐ玄関に向かった。


外に出て数分歩くと何時もの街中に出る。街中にはたくさんカップルが居る。承はまた考える。

[愛や好意といった感情は、奴をさらに高める作用があるな。誰かに愛され、大切にされていると感じると、自分の存在価値が認められたように感じるからだな。しかし、愛されたいという●●が強すぎると、相手を束縛したり、支配しようとしたりするなど、関係を悪化させることがある。]と言うか目の前で

既に起きてた。承はそこから更に数分歩いて目的地の場所に着く。待ち合わせをしていた承にとってのヒーロー光が手を振って場所を教えてくれている。光は[予約しといたカフェがあるからそこで朝食の

時間にしよう。]と言って案内をしてくれる。承は[いつみても光はカリスマ性があって本当にヒーロー

みたいな奴だ。]と思いながら歩く承。数分後、カフェに着いて朝食の時間が来た。まずはコーヒーを

飲み。片手でサンドイッチを食べる二人。そこで承が、[もしすべての人間が奴を満たされた世界が実現したらどうなると思う]と光に問う。光は[必ずしも平和な世界になるとは限らない。なぜなら、奴の

満たし方は人それぞれであり、他者との比較や競争によってさらに●●が膨らむ可能性もあるから。]と

答える光。承は静かに笑いながら共感をする。[確かにな。例として、この人のツイートを見てくれ、

SNS上で「いいね」や「コメント」を求める行為は、奴の典型的な例。他者からの評価ばかりを気にしていると、本来の自分を見失ってしまう。実際にそうなっている奴は山ほど転がっている。] 光は

[確かに。]と言っている。[そうだ!承。今日のニュースチェックしたか?]と突然光は喋り出してくる。


[自殺のニュース?]と承は光に問う。[そっちじゃなくて。欲と恋愛が絡んだニュース。]と光が言い

ながらスマホを見せてくる。[これか…相手に見られていなくても、道具を共有することで親近感が

湧く事で起きた事件か。これは、奴が必ずしも相手からの直接的な認識を必要としないことを

示している。しかし、自分の勘違いで相手からの認識を誤解してしまうケースもあり、これが犯罪へと繋がることが実際に起きた訳か。]と承はまた考える。一時間位、食べて話したので光が[そろそろ別の

場所に行くか。]と言いお店を出た。歩きながら承は光に[反対に全人間に奴が無かったとしたら、どう

なると思う?]と問う。光は[社会は崩壊を招く。人の目や自分らしいと言う点では確かに生きやすいと

思うが、その代わりに向上心から友情関係から愛情関係から絆が低下して社会が終わりを招く可能性があるだろう。]と光は答える。承は[確かに。社会は崩壊するだろう]と共感をする。


[やっぱり光は圧倒的なカリスマで総フォロワー数が1000万人を超えているのか。]と心の中で思った。

皆から尊敬されている正にヒーローの様な光。だけど僕は知っている。光は裏で奴に操られ犯罪に手を染めていると言う事。そして僕も奴に操られ導かれる。だが光よりも僕は濃度が弱い。数十分歩いて次の目的地まで歩きだと遠い為光が[タクシー使って渋谷に行こう]と言い20分位で渋谷に着いた。そして

その時の時刻は13時。【そろそろと実行するか?】と光は承に問う。


承は【勿論。盛大な劇を開始しよう。】と光に告げる。14時に開始予定として、それまでは準備を

進める光と承。そして遂に14時になった時に近くの車のブレーキ音が聞こえた瞬間、二人は犯罪に手を染める。ガラスが割れる音や悲鳴から子供の泣く声から鳥が鳴きながら飛ぶ音。そして世界は一つに

なり、音が重ね合う。ドローンを使って上から見たら赤色から黒色から茶色から緑色まで様々な色が

今この瞬間一つになっている。光と承は同時に[最高だよ。生を実感出来てこの世界の美しさを体感

できる。]と叫ぶ。だがその時、やっぱり警察が動きだす。刑事の正が現場に到着した。正は前々から

光を疑っていて調査を進めていたが中々有力と言った情報が掴めない上に彼には1000万以上を超える

フォロワーが居る。だから下手には動けないと考えていたがチャンスが巡ってきた。そして圧倒的な

警官の数で承と光は囲まれる。正は[お前らの人生はこれで終了だ。] 承と光は[人生?これは私たちの盛大な劇だよ。]と同時に喋る。だが圧倒的な人数+銃これには抗えない。と考える光と承。光と承は同時に溜息をつく。そして持っている物を捨てる。だがその時、後ろの方から多くの声が聞こえてくる。


それは光のファンとフォロワー。警備員が押さえているが武器を持っている人も居る事からどんどん

押されていく。そして門が破られる。刑事の正は撤退命令を出すが、逃げ切れず撤退命令は却下と

なる。戦う事を余儀なくされ乱戦が起きる。その隙に光と承は逃げ出す事に成功。そして翌日。盛大にもニュースに取り上げられている。そして刑事の正は生き残ってはいるが、光のフォロワーからファンや警官の被害人数が二万人を超える。そして乱戦以外を含む総合での犠牲者は20万以上となる。多くの市民から警官の犠牲者+建物の破損や正が居た警察署にはクレームから迷惑電話から地味ないたずらと色々と来る事から正は職を失う。何とかしようと離れた県に居る親に連絡をする。


母は[こっちに来て平和に静かに生活しながら暮らそう]と言うが父が断然拒否をする。数分経っても

決まらず正は[心配しないで何とかするから。]と言い電話を切る。そして数日後。正はネットや警察署に行って主に光を捕まえる為の活動を自ら企画して動いている。だが正の裏を知っているのは今誰も

居ない。


だから特別に私がこの物語を観ている観客に裏技を使って教えよう。正はネットや警察署に行って主に光を捕まえる為の活動を行っている。人は結構集まっているのだが何処か足りない。それは精神的にも物理的にも足りない。考えた結果。攫うと言う方法が浮かんだ。その対象は小さい子達。子供となる

だろう。主にはやっぱり男子よりも女子が多い。そして年齢は3歳から17歳の子を対象として

攫っている。だがやっぱり流石に10代になっている子は攫うのが難しい。特に中学生位から

難しくなる。だから女性の方が楽。それに女性は若いと言うだけで使える。と考えに考えた正は残ったお金で整形をして容姿を整えて攫いやすい様にした。そして既に攫われた総合での人数は50人以上を

超えている。そして男子が14人。女子が44人。10歳以下の総合人数は20人。そして17歳以下で10歳以上の人数が38人。そして刑事の頃からの正の性格は真面目で計画的で正義が強い。なのでしっかりと役割分担をさせている。例えば周りにバレない様に男子に日替わり制で攫う側の担当を変えている。ただ

相手が小さい子だと男子では無くて女子に変えて攫って行く。では物語を再開させて行こう。


承は光に対して【目を瞑って想像をして。そして耳を澄ませて頭の中で何が浮かんで聞こえてくる?】と問う。光と承は【世界は広いのに一つの場所で音と色が重なり合い、色々な種類の言葉や色が混ざり合う。まるで音楽劇場を観ているかのように。僕たちの前や上に指揮者が居て指示をされている

気分。】と同時に発言をする。【光!ドローンを使って前からでも上からでも良いから世界を観てみ。】と承は言います。【こんなに多くの人が居るのに僕たちの事を知っているのは少人数。本当は

皆誰もが好きな人でも誰でも良いから認められたいと願っているはずなのにね。】と承は続けて言いました。光は【本来の結論として出すなら、奴は、人間にとって重要な●●の一つだが、過度に意識しす

ぎると、自分自身や周囲の人を眠らせたり傷つける可能性がある。大切なのは、奴を適度な範囲にすること。】と考えてはいる。【でもそれは難しいよ。だって僕は小さい時から貧しい家庭で育ち、誰からも認めてもらえなかった。こんな僕が今更打ち勝つことなど出来ない。だって僕は僕自身の幸せと役目を初めて知って生を実感している。ダメな事など大抵が分かっている。だけど体と心がそれを望む。】と承は泣きながら話しました。光は[そうだよな。皆にこの気持ちはきっとある。ただ俺らは濃度が濃すぎただけ。好きな人に対して独り占めをしたくなるのも嫉妬するのも細かい所で奴は動いている。更にそこに絡むスリルと言う緊張感がまた俺たちを操る。]と話す。[光!聞こえるか?笑い声が聞こえてくるんだ。そして楽しそうにパーティをしている。そして満足そうに寝ている。僕には上の奴らや権力者に思えてくる。]と承は言う。光は[俺には子供の様子が。]と光は答える。[今度は世界自体が浮かぶ。]と

言う二人。まるでその世界は現代の世界と同じような。だが二人はため息をつく。


[結局変わらないのか…今まで何を見て育ってきた。そもそも嘘か本当かで争っている暇では

無いだろう。何故だ?何処も同じなのか…]と発言する。光と承には限界と失望等の色々な感情が駆け

巡っている。月日は流れて2が月と2週間。夏の時期の8月。光と承と正は新たな劇を新たなる場所で幕を開ける。そして別の世界の現代の日本。4月9日の豊島区。ここでも奴らに導かれている操り人形。

長い劇がスタートしている。これこそが承認欲求の導き。

永遠に続く物語。


物語は、承認欲求という人間の根源的な欲求に翻弄される人々の姿を描きながら、幕を閉じた。

しかし、この物語は決して完結したものではない。なぜなら、承認欲求は、人間の心に根深く巣食う

普遍的な感情であり、これからも人々の心を揺さぶり続けるだろうから。主人公の承と光は、承認欲求という名の怪物に飲み込まれながらも、その本質を深く理解していた。彼らは、この欲望が人間の心を蝕み、時に悲劇を生み出すことを知っている。しかし、同時に、この欲望が人間を強くし、創造性を

育む可能性も秘めていることも感じていた。承認欲求は、決して克服できるものではないかも

しれない。しかし、その存在を自覚し、向き合うことで、私たちはより豊かな人生を送ることが

できる。この物語が、読者の皆さんにとって、そんなきっかけになれば幸いである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ