No 16
アカウントのパスワードを忘れてしまい、半年ほど更新しておりませんでした。
すみません。今回からまた主人公視点なので面白いと思っていただけたらなと思います。
前話(悪役令嬢視点)の通りと説明を省いているところがあります。ご了承下さい。
・・・数日後。
「おっはよぉ~レイ。」
「んー。おはよう、なな。」
「ねぇねぇ~レイ。あのさぁ~今日は買い物したら、この街をでてさぁ~ほかの街に行こう~?」
「えっ!?んー、でもそうしよっか。そろそろほかの街に行こうと思ってたし。あんまり長居すると街から出たくなくなっちゃうもんね。私も知り合いは増えちゃったけど。13歳になったら学園に行くって約束したけど、それまでは自由だから色んな街で色んな体験しよう!...まぁ、でもこの街にいるロベアに会えないのがすごく寂しいけど、でもロベアは『貴族』って言ってたし、偶然どこかで会えるかも知れないな!」
「でしょ~?だから早く着替えて買い物しよぉ~?」
「あ、ごめんごめん。んじゃ着替えて出発だね!」
「毎度あり!」
「はぁー、結構買ったから疲れたー!買い物はこんなもんでいいよね?」
「そうだねぇ~、レイはどっか行きたいとこあるぅ~?」
「んー、そうだな...。あっ!図書館に行きたい!!」
「図書館かぁ~、いいよぉ~。じゃあねぇ~それが終わったら出発だよぉ~。でもねぇ~何か喧嘩とかに巻き込まれたら、すぐにほかの街に行くからねぇ~。レイはすぐに止めようとしちゃうからキリがないもん。いいよねぇ~?」
「うっ、分かったよ。」
「本当ねぇ~?んじゃ、行こう~。」
たまになながコワイよ。でも、すぐに喧嘩とか止めようとしちゃうのは事実だからなにもいえない...
「んじゃ早くみたいもの見てねぇ~。あんまりゆっくりしてると遅くなるからねえ~。」
「うん。そうだね、早く欲しいものあるか見つけて出発しなきゃね。」
「んー。あ、あった!!よし、では買おう!」
「ありがとうございました。またきてねお嬢ちゃん。」
「うん!また来たときには本いっぱい買うね!」
「そうかい。お待ちしてますよ。」
「バイバイ、おじちゃん!」
ふぅー、欲しい本が変えてよかった!嬉しいな~!...ん?
「ーーかっ、てめぇーーー!!!!」
なんで図書館でこんなに騒いでんのっ!!もう、注意しなきゃ!!
「何の声だろうねぇ~?レイ~?て、えっ、ちょレイ~!...もう!しょうがないなぁ~」
「ここですね。...何事ですか?」
「ん?ああ、この喧嘩ね?実はねーーー」
(前話で説明があります)
なるほど。ではあの男が悪いのね?じゃあ前みたいに投げるか!
「ねぇねぇ~。もしかしてレイさぁ~、何か脳筋でしようと思ってるのぉ~?」
「えっ?よくわかったね!これからあの男の人を投げようかなーー」
「だめに決まってるでしょ!!いい?するんならこの魔法使って!!」
「え?う、うん。分かった。どんな魔法なの?」
「えっとねぇ~...」
「了解!じゃあ行ってくる!」
「あのぉー?ーーー
(前話通り)
<スキル>
“強制テレポート”
ふぅ、ダメ元だったけど成功したー。良かった!」
「ーーもしかしてレイ?」
ん?この声は!
「えっ?もっもしかして、リーラ?」
何でリーラがここに!?
「やっぱりレイなんだ!会えて嬉しいよ!これからどこか行くの?行かないなら一緒に行こうよ!!」
嬉しいなー!まさか知り合い...リーラに会えるなんて!あっでも...
「レイ~?約束守るよねぇ~?」
うっ、だよね。行かなきゃだ!
「ごめん!私これから行かなきゃだから...私も会えて嬉しいよ!!まだ喋りたいけど時間ないから、またどこかで!!」
「うっうん、分かった。じゃあね...」
あと、そこの子も。
「あー!!結構時間かかっちゃったね!早くいこっか。」
「うん、そうだよぉ~!早く出発だぁ~!」
「あっ!大事なこと忘れてた。私ってちゃんと門から入ってないのに出られるのかな?」
「んー?大丈夫だよぉ~。レイは冒険者になったから出られるよぉ~。レイはまだ小さいから普通は一人では出られないけど、冒険者なら一人でも大丈夫なのぉ~!」
「そうなんだ!良かったー!それじゃあ気を取り直して、他の街へ向けて出発だ!」
図書館と書いてありますが、一応本が借りられて買えるというような図書館です。
前回書き忘れていましたが、魔法は平民も使えて、稀ですが魔力が強い人もいます。でも、貴族と違い、全員が十分な学習が出来たわけではないので、魔力が多くても、大きい技は出せません。それでも大きい技が出せる人がいるので皆はあまり驚きません。ただ、乙女ゲームの設定ではこの様なことが書かれていないのでルナはとても驚きました。平民はどれくらいすごい技か分からないのでテレポートにも驚きませんでした。最後にテレポートは普通は使えません。




