序章 2
元ヤンキーなので、男みたいな喋り方ですが、女です!
「あれ?これ男だっけ?」と勘違いしてしまう時があるかも知れません。
では、まずは家から出よう!...まぁ家っていうよりボロ小屋みたいなとこだけどな。でも、いっか!もう多分ここには来ないと思うし。
ギギギギィィ
おおーー!!森だったのかここ。空気が美味しいし、いいなぁーー!!
でも、ここじゃ街とか色々分からないから、移動しなきゃだな。
キラキラキラ
ん?何だあれ?
「ねぇねぇ~!名前なんてゆーの?」
「うわっ!喋った!びっくりした~えーとね、私の名前は...」
名前?名前分かんないな。あっそうだ!自分の顔とか見たら思い出すかも!
「どうしたのぉ~?」
「ね、ねぇ。ここら辺に水とかないかな?名前はその後じゃだめ..かな..?」
「う~ん。仕方ないなぁ~。あるよぉ~ついてきてぇ~」
「本当!?ありがとう!」
「ここだよぉ~!」
「どれどれぇー?えっ!」
この顔!声が、誰かに似てるなぁーと思ってたけど、この顔見て思い出したわ!髪色と目の色は違うけど絶対そうだ!
よく、テレビのCMとかで、豪華な声優さんが使われてるって放送してた、
〈ドキドキ!?貴族学園!!~平民の私が貴族になりまして~〉のヒロインだわ!
てことは、私の名前は...
「あのね!私の名前は、レインドーナ・ルー...じゃなかった。レインドーナよ!」
危ない、危ない。まだ貴族になっていない私は名字みたいなものが無かったんだ!
「あ、あと私のことはレイって呼んでね!よろしく、えっと...」
「レイ~?分かった~!私は、地の精霊だよぉ~。でもねぇ~、私には名前が無いんだぁ~。だからねぇ~、会って間もない精霊なんだけどぉ~私に名前付けて欲しいんだぁ~。なんかねぇ~レイに会ってからすぐにね、『この人から名前付けて欲しい!!』って思ったんだぁ~」
「うん!いいよ!名前あげればいんでしょ?んー、じゃあねー『なな』っていうのは?」
「『なな』...嬉しい~!だけどねぇ~、名前は、同時に魔力をあげないとなのぉ~。だからねぇ~私の名前は、まだ無いことになってるのぉ~」
なんとなく意地悪で言っちゃったんだよねぇ~。だって普通は無理だから~。無理なお願いしちゃったなぁ~。
「えっと、魔力をあげる?...うーん、こう?かな」
ぱぁぁぁーー
「おおー!!何だこれ!?ね、ねぇこれであってるの?」
「だから、普通はむ...えっ?あぁっ!そうだよぉ~。凄いねぇ~!!そのまま、『なな』って言って!」
「う、うん。『なな』』
ぱぁぁぁーー!!!!!!
「ありがとぉ~!これで今日から、レイは私と契約できたよぉ~。私の名前は『なな』そして、レイは私のますたぁ~よろしくねぇ~!あとねぇ~《地》の魔法を使うときは、私を呼んでねぇ~」
「え!?契約だったの今の!?知らなかった。」
「知らなかったのぉ~?ごめんねぇ~。でも、契約解除の仕方はないのぉ~。本当にごめんねぇ~。」
「そっか。でも大丈夫だよ。契約ってことには驚いたけど、『契約なんて知らない!』なんてするつもりはないよ。だから、安心してね。」
「本当~!?なな、ちょー嬉しいよぉ~!!」
本当に嬉しそうだな、なな。
「それじゃあ、改めてよろしくね、なな!!」
次回は、キャラ紹介です!
ネタバレがあるので、ネタバレしたくない方はお控え下さい!
見ないと、いけないというような内容では(多分)ないと思うので見なくても大丈夫です!
重要なことをそこだけに書いてしまったらすみません!そのときは指摘お願いします!
たまに、主人公以外の視点を書きます。
ななが、「魔法使う時に呼んでね!」と言っていますが、基本的には一緒に行動します!