No 5 王子視点
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俺の名前は、ラールシア・クランドアールだ。
俺は、ずっと退屈だった。興味を持ってもすぐに飽きてしまう。
周りはいつも、顔色をうかがうか、妬む奴しかいない。
だから、いつも、退屈だった。
だから、あの日城を抜け出して、見つからないように
二つ隣の街の『レリュンナ』へ行った。(追跡出来る魔法
で比較的早く見つかってしまったが。)
考え事をしていたときに、突然ぶつかられて喧嘩に
なってしまった。勿論、考え事をしながら歩くのは、駄目
だが、あれは完全にあっちが先にぶつかって来たのだから、
俺は悪くない。しかし、その時だった。
「ねぇねぇー、さっきからそれでもめてるのぉー?」
あの子が、現れたのだ。水色の髪に、黄色の目の可愛い
女の子だった。しかし、その姿は『本当の姿ではない』
『幻影魔法』なんだと。『魔力が少ない』もしくは『魔力が
ない』人達には、分からなかっただろうが、魔力が多い俺は
分かったのだった。そして、幻影魔法は、名前だけ聞いていた
のだがどんなものかは知らなかった。だが、今日「あぁ、これが
『幻影魔法』なんだな」しかも、高難度のものなんだとまで、まだ
初級の魔法しか使えない子供である俺でさえも、分かったのだった。
その子がその後に言った、
「こういうときはお互い様ってことで、どっちも『ごめんなさい』
っていうんだよぉー?」
が、ふと心に刺さった気がした。俺は、今まで『ごめんなさい』
と言ったことがあるのだろうか?王子という立場にアグラをかいて、
人を見下していないだろうか?「まだ子供だから」と色んな我が儘
や、妬む奴らを「俺が王子で何でも出来るから」とそこからの嫉妬
だと、一括りにして、耳を塞ぐか、聞く耳を持たないの二つだった。
だか、その中には、妬みではなく、もっと別の負の感情が、俺に対
してあったのではないのか。(どっちにしろ、嬉しくはないが。)
俺のこれからの、王家としてやることとしてあっていたのだろうか。
俺は、「...分かった。悪かった。」
今までの行いを正していかないと!そのためには、まず、この男たち
をどうしたら...??
「ーーー!!!」 「ーーー!!!」
うーん、うーん、どうしたら...
「ーーー!!!」 「ーーー!!!」 「ーーー!!!」
普通の子供よりも優れしているとはいえ、流石の俺でもまだ経験、
知識が足りなくてーーー
...ん?...は?
あの男たちの撃退策を考えてたはずが、いつの間にか、あの男たちの
姿はなく、あの女の子が「どんなもんじゃい!!」といういうような格好
でいた。
俺は、またあの女の子に救われたのか?喧嘩をしているところを止められ、
俺の考えを正してくれる言葉を(直接は言われてないが)かけてくれた。
さらに、あの男たちを追っ払ってくれた。
「ははっ、凄いな。」
お礼をいわなくては。それに、彼女のことを聞きたい!!
そんな思いが、俺の中に生まれた。しかし、彼女は時計をみて、急いでるかと
思えば、さっさと行こうとした。俺は、咄嗟に彼女を呼び止め、本当に親しい
人ではないと、呼んではいけない、『シア』という名前を名乗った。彼女の名前
が、『レイ』だと分かったとき、とても心が熱くなり、名前を口にしてみたく
なった。レイが、俺の名前を呼んだとき、俺はレイの名前を聞いた時と同じ様に
心が熱くなった。従者に見つかった時も、いつもなら、嫌な感情が渦巻くのに、
この日だけは違った。
多分、俺はその時には、もう彼女のことを、レイのことをーーまぁ、まだ
その感情は気づいてないと思うがな。
もう、子供の会話では無いことは、天才だということで
片付けて下さい。終わった後に、「あれ?子供って何だっけ?」
と思いました。
評価やブックマークをしていただき、ありがとうございます!
時間がなくて急いでいて、雑になっていたのですみません!
直しておきました!




