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アドバイザー大翔


雪菜を部屋まで送った後、大浴場に来た。


中は、ただデカイ風呂がある。それ以外は、シャワーがあるだけだった。

まあ、ファンタジーの風呂なんてこんなもんだよな。


「わぁ!」


「うわぁ!なんだ大翔お前かよ。風呂なんだ滑ったらどうするんだ。」


「すまんすまん。でも、ステータスについてわかったことが何点かある。」


「それって、前みたいにスキルだったり、ステータスプレートの新しい情報だったりするやつか。」


「ああそのやつだ。ステータスプレートの一番最後にポイント振り分けみたいなのがあっただろ。あれ振り分けることで1ポイント3ステータスが上がる。」


「そんな凄い情報どこで手に入れたんだ?」


「ステータスプレートの項目ポチポチしてたら見れた。」


「なんだよその見つけ方。まあ情報ありがとうな。ちなみにお前はどんな風に振った?」


「俺は、魔法よりのなんでもできるタイプだから。MPと知力に5、体力と筋力に3、防御とHPに2ずつ振った。」


「ゲームなら極振りとかするけど、そんな使い方できるものじゃないからな。まあ、部屋に戻ってから決めるわ。そういえば、お前大変だな毎朝女子に囲まれて。」


「あぁ、本当に疲れる。誰かを褒めたら全員を褒めないといけない。何かしていても誰かついてくる。しかも、応援されながら模擬戦やるんだぜ。ゲームの世界だと思っていればこれだ。夢と現実の間にいる気分だ。部屋に戻ればメイドが子作りしてくれだとさ、どこも俺の安住の地がない。」


「お前キャラがぶれてるぞ。ハーレムって疲れるのか。」


「疲れるぞ。」


「ハーレムを目指すのやめようかな。ロマンがあっていいと思っていたが。」


「そうだ、ユースケお前の部屋に泊めてくれ。そっちの趣味があると思わせれば、女子は寄ってこないかも。」


「そうすれば、俺にも来なくなるだろう。まあ、泊めるくらいならいいが。」


「ありがとう。さすがは、心の友よ。」


そうして、今日は大翔が泊まりにくることになった。












「ああ、部屋でゴロゴロできる。」


「でも、俺のメイドがいるぞ。」


「でも、そのメイドは俺にアプローチ仕掛けてこないでしょ。だから、大丈夫。」


本当に疲れていたみたいだな。でも、今日でまだ二日目なんだが、持つのだろうか。まあ、精神力90の男だから大丈夫か。








部屋に着いた。ドアを開けるとラリアが、

「お帰りなさいませ、ユースケ様。後ろにいらっしゃる方はご友人様でしょうか。」


「そうだ。こいつは、大翔。今日は、大翔も泊まっていいかな。」


「はい、構いません。しかし、ユースケ様がそちら側だったとは、私は子供が産めればそれで構いませんので。」


「ちがぁぁぁぁう。断じて違う。俺は女性が恋愛対象だ。」


「それは大変失礼しました。」


「わざとだろう。」


「まぁまぁユースケ落ち着けほらここに座りな。」


「何で大翔はもう自宅みたいにくつろいでいるんだ。」






それから俺はポイントを振り分けた。その後ステータスがこれだ。

俊敏7MP5筋力5防御3









佐志倉 祐輔

レベル1

なし

HP 90

SP 20

MP 65(+15)

体力 45

知力 60

筋力 45(+15)

俊敏 61(+21)

防御 39(+9)

精神力 60


戦闘しなくても強くなれるのか。



「こんな感じかな。」


「ユースケは、魔法使い型のステータスだろ、何で前衛職みたいな振り方したんだ?」


「俺は、攻撃手段がない。ヒーラーとしてがんばるのもいいが、大輝のやつがまた何かしてくるかもしれない。そういう時のために攻撃手段を持っておいた方がいいと思ってな。」


「それだと器用貧乏になる気がするが。まあ、お前が決めたなら俺は否定しないさ。」


そうして、俺達は寝た。ベッドはどうしたのかって。じゃんけんで負けて俺が床だ。ここ俺の部屋(泣)
















朝起きたら大翔が待っていた。


「早く着替えろ、食堂が開くぞ。早く行って女子たちから逃げたいんだ。」


「おう、わかった。」


半分寝ぼけていたが着替えて食堂に向かった。





朝食を食べている時は、女子たちからはしゃべりかけてこなかったが何か熱い目線を送られてきた。

俺は、ノーマルだ。変な目線を送って来るなよ。






それから、午前中は体力を付ける訓練。午後からは魔法の訓練と昨日と同じような感じだ。

ただ、俺は攻撃魔法の訓練に参加している。ストップの魔法は、撃つことができるとわかったのだ。しかし、的に当てるのが難しい。滅茶苦茶神経を使う。真っ直ぐ撃つのさえうまくいかない。て言うかこれって魔法使いの分野なのに何故騎士が教えてるんだ?


俺は、ポーションをもらうついでに聞いてみた。


「えっと、ガルスさん、何で騎士の皆さんが魔法を見ているのですか。宮廷魔術師とかいないのですか?」


「いるのですが、今はレベリングということでダンジョン攻略にいっています。帰って来るまでの間ですが我々が見ることになったのです。」


「なるほど、教えていただきありがとうございます。」


そうして、俺は訓練に戻った。







やはり、なかなか当たらないな。コツみたいなものがあるのかな?ちょっと聞いてみよう。


「少し教えてもらいたいんだけど。」


「あの、少し聞いてもいいかな。」


「ちょっといいかな。」


何でみんな無視するんだ。まあ、理由はわかるけどね。やっぱり噂がまだ残ってるのか。はぁ、大輝のやつ許せん。



「どうしたの祐輔君。」


この声は、


「委員長、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」


「ええ、何が聞きたいの?」


「魔法を真っ直ぐ飛ばすコツとかある?」


「とにかく、イメージすることが大事です。真っ直ぐに飛ばす。それを強く思えば、真っ直ぐ飛んで行きますよ。できるまでに少し時間がかかりますが。」


委員長にアドバイスをもらい何度か魔法を撃つと的に当てることができた。


「ありがとう委員長。」


「お役にたてたなのなら嬉しいです。」


そう言って委員長は、訓練に戻った。


俺も訓練を再開しようとしてると、男子たちが睨んできた。

なーんで、いつもこんな感じになるんですかね。俺よりも、大翔や誠の方にその感情を向けてください。まあ、女子たちが怖いから俺なんだろうけど。









魔法の訓練が終わった後は、ダリスに剣を教えてもらおうと思ったが勇者全体に謁見の間に来てもらうよう指示があった。









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