奪われたもの
どこだここ、おっさんが座ってる、隣には綺麗なお姉さんが座っていた。それにおっさんが座ってるあの椅子めちゃくちゃ豪華に見えるな、この下の絨毯もふかふかだ、周りは石造りの床や壁。ファンタジーに出てくる謁見の部屋見たいじゃないか、あのおっさん王冠被ってないか、ん?つまりここは、ファンタジーの世界みたいなところなのか?あのゲームやラノベで出てくる世界、よっしゃーー!これは、クラスのみんなか。そうか、集団転移なのか。みんな起きて来たぞ、これから王様からお話があるみたいなことかな。
「よく来てくれた、神の使い 勇者 たちよ。これから、そなたらの力がみたいステータスボードを見せてもらえぬか。」
「ここはどこ何ですか。元の場所に返してください。」
そういったのは、クラスでリーダー等をよくやる桜井 誠だ。ちなみに、大翔に負けてないぐらいのイケメン。イケメンは、敵だ。
誠がそういうと、クラスのみんなが「そうだ」と言い始める。
「静かに、ここで暴れても意味がないわ。王様の話し聞きましょう。」
さすが委員長こえー、氷坂 恵委員長だから委員長、本当に氷の女王なんじゃないかな。貧乳というと辺りが凍る。
「そうしてもらうと助かる。勇者様たちは、ステータス オープンと言ってみてくれ。そうしたら、ステータスボードが出てくる。それを見せてもらいたい。これを見せてもらわないと実力がわからないのでな。ちなみに、平均でこれくらいのステータスだぞ。」
レベル1
人間種 16
HP 100
SP 50
MP 30
体力 50
知力 30
筋力 50
俊敏 30
防御 40
精神力 30
そういい紙を見せてきた。
これがこの世界のステータスか。でも平均は、この世界では測れないと思うだよなー、神の力ならわかるけどさすがにそれに力は使わないよな、うーん、わからん。
「ここに一列に並んでくれ。」
僕のクラスは、全員で32人いるが、ステータスを見せるのはすぐに終わった。注目されたのは、
聖沢 大翔
レベル1
賢者
異世界人
年齢 16
HP 190
SP 60
MP 100
体力 70
知力 120
筋力 80
俊敏 50
防御 60
精神力 90
大翔がすごいことになっていた。平均をはるかに上回る能力うらやましい。
桜井 誠
レベル1
勇者
異世界人
年齢 16
HP 210
SP 120
MP 60
体力 100
知力 50
筋力 120
俊敏 70
防御 90
精神力 50
職業が勇者か、うらやましい。でも桜井は、根がいいやつだからな困ってる人は見過ごせない。しかも、喧嘩でも負けないだけの力はある。まるでどこかのだれかさんの上位互換だね。(泣)
桃原 雪菜
聖女
レベル1
年齢16
異世界人
HP 240
MP 140
SP 50
体力 40
知力 80
筋力 40
俊敏 60
防御 60
精神力 60
雪菜は、だいたいの人仲良くなれるムードメーカー。温厚で、巨乳。委員長との二大美人
氷坂 恵
レベル1
魔女
異世界人
年齢 16
HP 150
MP 130
SP 40
体力 50
知力 150
筋力 60
俊敏 60
防御 70
精神力 60
本当に、氷の女王になれるんじゃないか。
みんなもこれほどまでとは言わないけれど、平均よりも大幅に上回る能力値があった。ただ一人を除いて。
佐志倉 祐輔
レベル1
なし
異世界人
年齢 16
HP 90
SP 20
MP 50
体力 45
知力 60
筋力 30
俊敏 40
防御 30
精神力 50
平均を越すものがあっても勇者とは思えない数値だった。自分でもこれほどまでとは思ってなかった。王様もなんていって言いかわからないなんて顔をしてる。みんなは、同情の目や、僕を笑い者にするものもいた。
これじゃ失敗を繰り返すかもしれない。それだけは、絶対にいやだ。二度目なんて来させない。
そう胸に誓った。
王様が僕に残れといった、話しがあるらしい。ここからの話しなんて追い出すか、殺されてバットエンドの道しかないように思えた。ここで、それは避けたい、頼む。
「あー、ユースケよ。そう落ち込むな。実は、神からの信託があってな、勇者の力を半分奪われたものがいるがこちらの責任だからよろしく頼むと、だから実力が追い付かないかもしれないし、精神的にきついかもしれないが頑張ってくれ。」
王様はそういって僕を慰めてくれた。なぜだか、わからないが少し頑張れる気がした。
王様も言っていたが僕には魔法の才能がある。特に、時間と治癒魔法に。
魔法には、属性があり 火 水 土 風 光 闇 がある
火は風に 風は土に 土は水に 水は火に強い 光と闇はゲームのようにお互い弱点だ。
その属性に沿わないのが、時間 空間 治癒 重力 無 召喚 だ、他にもいろいろあるみたいだがここではそれは省く。 僕は特に時間と治癒に適正があった。ハンデがあっても、絶対に生き延びる。そう胸に誓った。女神様のために。本気で心配してる人を悲しませるのは、もういやだからね。
そう思いながら、王様の指示どうり部屋に戻った。