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私の嘘に恋する貴女  作者: 不破 休
7/9

0.7 前のめりになる気持ち

≪真琴side≫


なにがおこってるの!?

目の前であの可愛いかわいい、しろんちゃんが☆5MAXのレア装備で『アルザック・ザック』を...?


どういうこと...こんな可愛女の子が、強いなんてギャップで...フヒッ

なんだろうこの感情、やばい...超絶にタイプだ!


しろん『おーい...アルルさん?』

アルル『はっ...一体これは...。』

しろん『あはは...いい武器取れましたか?』

アルル『いえ、そういう訳ではありません!』


そう誤魔化したって無駄!

ちゃんと説明が欲しい、やっぱり何か訳でも。


アルル『このアルザック・ザックを倒したのは、誰ですか?』

しろん『...アルルさんと私です』

アルル『いいえ、しろんさんですよ?』

しろん『今まで...騙しててすいません』


どうやらしろんちゃんの説明を聞くと、簡単にこんな感じ。


昔上位プレイヤーで活動をしていたが、疲れてしまった。

ゆっくりとプレイをしたいので、強い装備は極力使わなかった。

騙しててすいません、このままゆっくりプレイしたいので誰にも言わないで欲しい。


っだそうだ、こんな可愛い子の弱みを握ってしまったわけだ!


アルル『なるほど、そういうことだったんですね』

しろん『はい、本当にすいません』

アルル『わかりました、黙っておきますが条件があります』

しろん『条件...ですか?』


ココで私の欲望を解き放つ、女の子とイチャイチャしたいという気持ちを!

そして本当に女性なのかを確かめる!


アルル『ボイスチャットをしませんか?』

しろん『ボイスチャット...ですか?』

アルル『はい俺とお話をしてくれませんか』

しろん『それだけで、黙っててくれるんですか?』

アルル『黙っておきます問題ないですか?』


お願いします、おねがいします、オネガイシマス!

どうかどうか、私に貴女の声を。


しろん『それだけなら、全然大丈夫です』


やっやっやったー!

ふひひ、ずっとお話したかったよ!



アルル『ではスキャイプでしましょう、検索IDを送るので』

しろん『わかりました、普通のお話ですよね?』

アルル『もちろん、ただ親睦を深めたいからですよ』

しろん『はーい、変なこと聞いてすいません!』


ちょっと気持ちが前に、出すぎちゃったかな。

でもこれで...私がこのゲームをやる意味だから!


私はしろんちゃんとIDを交換し、正座で着信を待つ。



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