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私の嘘に恋する貴女  作者: 不破 休
1/9

0.1 プロローグ


「…わたしは女の子しか愛せないの、だからこれからも傍にいてよ!」


ある日、いつも通り人気RPGオンラインゲーム【まじっく☆だいありー】でネカマをしていた俺は、なぜこんなことになってしまったのか頭を抱えた。


簡単な話、ネカマをしていたら百合野郎を釣ってしまったのである。


そんな経緯をみんなにお話ししよう。


---------


俺【市来 祐】は大学3年の頃、RPGオンラインゲーム【まじっく☆だいありー】にハマってしまった。


最初は暇なとき、ちょろっとプレイしようと思っただけなんだけどな...気付けば抜け出すには、すでに手遅れな状態に。


今ではゲームを中心に、フリーター生活を送ってるよ全く...。


俺がハマった【まじっく☆だいありー】はオープンフィールドRPGでクエストを受け、経験値や装備を獲得する、よくあるゲームだが、アバターを作成の自由度が半端ない!


自分の写真を撮り抽出、それをアバターにすることもできる。

アバターの自由度が人気の理由の1つなんだけどね。


俺はただ、女の子キャラのほうが、かわいい衣装とかアクセサリーがあるだろうと、考え女の子キャラに設定。

もちろん最初からネカマをしよう、なんて考えてなかったと思う...きっとそのはず。


まぁ結果、最初に知り合ったプレイヤーが男で、ずーっと俺のことを女だと思い、気が合ったのかアイテムをくれ始めた。


途中から「こいつ俺の事を女だと思ってね?」と感づいたが、アイテムを貰える、うま味と、相手を騙すことにちょっとスリル、崇拝される感じに快感をを覚え、女...まぁネカマを辞めることができなくなってしまった。


ちなみに最後まで男とバラさないタイプ、晒とか怖いしね。


それからというもの、ネカマ道へレッツゴー

【ボイスチェンジャーを買う】【女の子の口調を練習】と無意味な努力を行った。


1番恥ずかしかったのは、同じゲームをしている幼馴染の【天峰 詩ノ乃】に万が一男に告白された時、ゲーム内で彼氏役を演じてくれるように頼んだことかな?


詩ノ乃も

「ばかだなぁ、ちゃんとゲームを楽しもうよ」

といわれたっけな、今ではその言葉が身にしみる。


まぁこれから、最悪な事態を引き起こすとも知らずにね?

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