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「僕」

作者: 白神 零鬼

作者の胸の内です。「普通」についてのお話です。

「死にたい」

そう思ったことはあるだろうか?

僕は、何回もある。

昔は毎日のように思っていた。

今も、昔ほどではないが、たびたび思う。

思うくせに、僕は生きている。

息をしながら、歩いてる。

何回も自殺をしようと思った。結局できなかった。

僕は一人が好きだった。好きだけど、周りの同情するような、哀れむような視線が大嫌いだ。

昔、友達だと思っていた人に裏切られた。「友達ではない」とはっきり言われた。それ以来、人と関わるのが怖くなった。知らない人が自分から僕に関わろうとすると、どうしても、あの時の心情が、恐怖が、絶望が、すべてフラッシュバックして、そこから逃げ出したくなる。それが原因で、人とうまくコミュニケーションをとることが苦手になった。「人の気持ちを考える」、とか、「空気を読め」、とかよく言われるけれど、なぜか僕にはそれができない。

感情を表に出すことも苦手だ。なぜだかわからないけれど。目つきが悪くて、声も低くて、表情が暗いから、よく怒っていると思われる。母には「もっと笑え」と怒られた。「もっと空気を読んで、笑って、うまくコミュニケーションをとれ、努力をしろ」と言われた。でも僕にはそれができない。改善しようとは前から思っているのに、できない。周りはみんなできてるのに、僕だけできない。周りがすごいんじゃない。僕がおかしいんだ。その日から、自分と他人が同じだと思わなくなった。僕だけ普通じゃないんじゃないか?と考えるようになった。その時にはとっくに、生きる意味なんてわからなくなった。

なんで僕だけできないんだろう。なんで「普通」ができないんだろう。

コミュニケーションも空気を読むことも人の気持ちを考えることも表情を作ることも、僕だけできない。できないからおかしい。僕はおかしいんだ。普通じゃない。そんなの知ってる。いつも「死にたい」なんて思って、死ぬ勇気もないくせに。

僕はただ、「普通」に生きたかっただけなのに。

幸せになりたかっただけなのに。

なんでできないんだろう。

…なんで、

なんで僕は、生きているんだろう

こんにちは、白神零鬼です。今回は、僕の心情を投稿しました。これといって目的もない、ただの自己満足のようなものですが、共感してくれる人がいたら、僕は普通になれるんでしょうか。そんな作者の今日このごろ。他の作品もよろしくお願いします!

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