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Paradox-魔王姫を守護するは召喚されし剣士-  作者: 雪月花
始まり、王都ファーベル冒険者失踪事件
20/48

キラーメイルと言う鎧殺し

おはようございます。こんにちは。こんばんは!

雪月花でございます!

数話ほどショートストーリーを挟みます!

曰く、頭の無いリビングメイル

曰く、デュラハンと呼ばれる事を嫌う

曰く、変態である


「よく考えると謎だよな」


「何が?」


黒桜を手入れしている時にふと漏れた独り言に隣で本を読んでいたルインが首を傾げる


「キラーメイルさ、よくわからない奴だと思ってな」


そう、あいつは良く分からない。何が分からないと言うと行動が


「んー…変態よ?」


「それは分かっている」


頭の上に?を浮かべながらきょとん?っとするルイン


「どういう経緯でここに来たんだ?」


「あ、そういう事?えーっと、確かね」


うーん…と少し考えた後、ゆっくりと話し始める


「このお城はね、最初は別の所あったの。帝国との戦闘に負けて逃げてる最中に戦争跡?があって…そこに彼はいたの、剣を地面に突き刺した格好で、ね?」


「戦争跡か…」


うんうん、と頷きながらルインは続ける


「最初はリビングメイルかと思ったんだけど…ほら、頭が無いでしょ?だから、デュラハンって呼んだの。その結果今の状態ね」


「…という事はニルヴァよりも先に居たのか?」


「うーん、あ、そうかも?」


「何々ー?俺の話―?」


ルインの後ろから突然現れるキラーメイル、なぜルインの後ろに?


「なぜのルインの後ろに?っと言いたそうだな!何故か!それは!バストを測るためよ!!」


目にも止まらない速さで定規を構えては声高々に宣言する、瞬間ルインの回し蹴りが炸裂する


「キラーメイル。ニルヴァを呼ぶわよ?」


「おごご、踏まれるのも光栄でございます」


ガシガシと胴体を踏みつけるルインを放置しながらキラーメイルの手甲を拾う


「あ、シオン青年一つ聞きたいんだが…フォルカ少年に何を教えたんだ?重力波の形状変化とか恐ろし過ぎるんだが!?」


「ああ、フォルカ達と手合わせした時にな…ふと思いついて提案したんだ」


そう、昨日の手合わせで何となく感じた事をフォルカ達に伝えたのだ。重力波を杭のような形に変えたり、自身に更なる加速を付加したりと、色々提案してみた


「その結果があのフォルカ少年よ!?俺が木っ端みじんになってもいいのか?!いいの!?いいんですの!?」


「くどい」


「ぎゃふん!」


段々と近寄って来るキラーメイルを脚蹴りにしては溜め息を吐いて黒桜の手入れに戻る。結局の所あいつはムードメイカーと言う奴なのかもしれない


「あ、ベルちゃん飴上げようか?」


「いらない、埋まって」


…ただの変態かもしれない

キラーメイル…彼はまだここでは変態ポジションで…!

ではでは、またお会いしましょう!

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