表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

子供は寝るべき

ある日、目を開けると知らない場所にいた。いや、違うな。知らない場所と言うかぼやけていてなんにも見えないから、どんな場所かすら分からない。



まぁ場所は分からないが、他にわかったことはある。

俺が赤ちゃんということ。

そして、転生とやらをしているということ。この二つだ。



いやぁ、驚いたよ。


ちょうどタイミングよく起きた時に、カランカランと何かで音を鳴らしながら、人が俺を上から覗き込んできて、「ママですよ~」って言ってきたんだから。

まぁそのおかげで赤ちゃんって事判明した。


でも、その光景はとっても見覚えがあって。直前までやっていたゲームが最初っからになったかと思った。やっていたのは今流行っている(?)VRMMOのゲームだ。

このゲームは、最初赤ちゃんの状態の目線からプロローグが始まる。

ゲームだから赤ちゃん目線なんてそんな長々とやらないが、赤ちゃんってこう見えてんだーって妙に興味を持ったのを覚えている。


俺は世界レベルのゲーマーだった。

これはオンラインゲームだったのだが、協力プレイをしようと思って誘ってみても気が引けるのか遠慮される。遠慮されるならまだしも、協力プレイをした後から、「こいつがいるから全然戦闘できない。」とか「私がいる意味なくない?」やら何やらで、結局上手くいかず。



そのため、ぼっちプレイで勤しんでいた。けれども勤しみすぎて孤高の存在と呼ばれ、次第には本当は機械なんじゃないかとか言われた。



それでも、ゲーム自体は楽しいので勤しんでいたのだけど。



現実に起こっていることなんだから、疑うことなどしないが。

まさか、自分が転生するとは思わなかった。

前世の記憶があるし、今世の記憶は生まれたてで何も無い。俺の意思で少しだけだが腕などが動くと見て、転生したのは間違いないだろう。


それも、俺がハマっていたゲームの世界に。


だがまだ、決定的な確証がない。

始まり方は同じだとしても、全然違う世界かもしれないし、酷似した世界かもしれない。



わからないことは沢山あるが、とりあえず、子供は寝るべき!

うん、睡眠って大事。前世の時みたいに夜ふかししすぎて身長が小さいって笑われないようにね、気をつけないと!



その後に色々考えようではないか。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ