家に帰りたい…
「何処だよここ…」
俺、高ノ宮 高次と言うのだが…
今自分が居るところに、少し…本当に少し戸惑っている…
「本当に何処だよここぉぉぉぉぉ!!
一面見る限りに何もないし!せめてそこら辺に草とか生やして欲しいのですけどぉぉ!」
一面に草も木も生えていない土に…というか、草より民家ないのかよ!!
ふざけやがって!
そしてしばらく俺は、何もない、誰もいない荒野で色々吐き出
「今の所何もなくても歩けば何処かに着くであろう」
という、考えを思いつき何もない荒野に3日前の事を考えながら歩き出した…
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3日前
その日、親の名義で送られた封筒が俺の家のポストで見つかった。
丁度その時俺は、高校の夏休みが始まり何をやろうかと考えていた時に、届いたものだったので嬉しくて、軽くダンスしていたのを思い出すな…
軽くやり終わった後に、また封筒を見返して詐欺では?と思ったりしたが、封筒の中にある手紙とチケットで、詐欺ではない事に気がついた…
正確には、封筒を開けた瞬間に親のモノであると気がついた…
一応念の為と思い、手紙の内容を見て見ると
こう書いてあったような…
【高次元気にしてるかい?俺と母さんは、仕事でぶっ倒れそうだけど元気にしてるよ…
さて、こんな肩苦しい書き方は、置いておいて、今回俺たち帰れなくなったから…という報告と、そこに入っているチケットの事についてなのだが…
頼む俺の代わりに逝って来てくれ!
場所は、チケットにある場所に行けばいいから頼んだよ!!】
ってな感じだったな…
俺の家族は、外国で点々と仕事を移しながら仕事をするから、よく長期休暇があった日でも帰れずに仕事をやることが多くて、その時は、いつも封筒が送られてくる。
その封筒は、いつも開けると《とても重い》のだ…なぜなのかって、聞いてみようと思っていたが、ここ何年も親が帰ってこないと、聞けないんだよな…
おっと、話が逸れたな…あー?えっと、
あ!そうそうその日に書いてあった
【俺の代わりに逝って来てくれ!】
って意味がわからなかったけど、今分かったよ…あいつ…
あ、また逸れた…
その日は、はやく寝ようと次の日に色々調べようと寝た。
2日前
その日チケットの場所を調べようと、チケットを調べたのだが、チケットがぼやけてあまり字が見えなかったのだが、その日は、疲れたのだろうと思い、夜調べようと色々やり
夜になった頃にまたチケットを見に来た時、またチケットがぼやけて見えてやはり疲れているのかと思い、諦めて寝た…
その時は、何も不思議だとは、思わなかったけど、今不思議に思っているんだよねー…
時すでに遅しだけど
1日前