赤裸々
不倫をしてた女性の詩です。
毎晩のように
夢から覚めてしまう
あなたに抱かれてから
あの時の余韻に溺れてしまう
体が火照り
息が荒くなる
もう一度抱いてと
何度も願ってしまう
月影が私の裸体を照らす
私は艶やかな女
あなたの為なら何でもできる
私は愚かな女
あなたに家族がいたとしても
私は強かな女
あなたを略奪出来るのなら
早く抱きに来て
この体を弄んで
あなたの前なら私は只のメス
あなたを受け入れたいだけなの
早く快楽を与えて下さい
夢の中でもいいから
あなたという薬物の毒された
私は哀れな女
不条理な幸せは続く筈も無く
あなたに捨てられた女
月影は赤裸々(せきらら)に私を照らす
私は悲しき女
毎夜あなたを思い出す
私は疚しき女
毎夜あなたに恋焦がれる
私は恥ずべき女
毎夜あなたを待っている
月よ
私は最初から叶わない恋と知っていた
星よ
私はいつまでこの苦しみを味わえばいい
雲よ
私の体に毒された「あなた」を消し去っておくれ
毎晩のように
夢から覚めてしまう
あなたに抱かれたから
あの時の余韻にまた溺れてしまう
月影は露に私を照らし続ける
夢の続きを見させてくれればいいのに
読んで頂き有難うございました。感想書いて頂いたら何よりです。