推理クイズ「読者への挑戦状」
ヒント:ジャンルが推理では無くコメディー
無駄に豪華な門、周囲をぐるりと取り囲む白い壁、その中には西洋風の城を思わせる大きな屋敷。
昨日、この屋敷で殺人事件が発生した。
被害者はこの屋敷の主であるGさん(61歳)。死因は首を紐のような物でしめられた事による窒息。死亡推定時刻は午後10時から12時までの2時間。
Gさんは書斎で椅子に座ったまま亡くなっていた。抵抗した形跡は無し。
書斎に窓は無く、唯一の出入り口であるドアには内側から鍵がかけられていた。隠し通路などの存在も疑われたが、捜査の結果そのような物の存在は確認できていない。
凶器はいまだ発見されず。
動機も今のところ不明。Gさんは人格者として知られており、友人知人は恨みを買うような人物ではないと証言している。
しかし、捜査の過程でGさんに恨みを持つものが数人浮上した。
その中で被害者の死亡推定時刻にアリバイの無い人物が3人。
A氏(26)
Gさんの息子と共に会社を立ち上げたが、資金繰りに行き詰まる。Gさんに融資を申し込むも、けんもほろろに断られて会社は倒産。現在は路上で生活している模様。
B氏(60)
A氏の親戚。Gさんとは若い頃からの友人。Gさんの妻(故人)は最初、B氏と恋人関係だった模様。酒の席でその頃のGさんの行動を非難して、「殺してやる」と呟いたという証言あり。
C氏(38)
Gさんの妻(故人)の弟。ギャンブルで多額の借金がある模様。Gさんに借金を申し込むも断られた。
捜査本部は動機が事件の鍵を握っていると判断、この3人から事情を聞く事にした。
この3人の話から誰が犯人か推理してください。
A氏「俺やってねーよ。Bだよきっと。あいつGさんにうらみ持ってたんだぜ。あいつだよきっと」
B氏「確かに私はGさんを憎んでいた事もありました。しかし殺すほどではありません。むしろAさんの方に動機があるはずです。彼はGさんのせいで全てを失ったのですから」
C氏「私がやりました」




