旅
ザッザッザと僕の足音が聞こえる。
ほかには、鳥のさえずりや木々のざわめきなどといった音が聞こえる。
此処の近くには車や電車などの機械は置いていない。
ここ等一帯にはそういうモノはない。
あるのはただ、ガスによって汚染されていないきれいな木々たち。
そしてそれが出す新鮮な空気。
今の時代ではこういう場所がとても少なくなってしまった。
外に出れば、ガスの混じった汚い空気。
そこら中にあるごみ。
人が作った贅沢な機械。
昔はこんなところではなかった。
食事や衛生面は今のほうが数倍良いが、
昔は皆輝いていた。
生きるために一生懸命汗水たらして働ていた。
もちろん飢饉や地震といった自然災害もあった。
そのために多くの命が失われたことをあった。
それでも皆生きるために必死だった。
なのに。
自殺という無意味にたった一つの命をすてる者。
ただ生きているだけの価値のない人生を送る者。
こんな輩が増えている。
なぜなんだろう。
昔を生きる人たちの教えが悪かったのか。
はたまた絶対に一度通る道なのかはわからない。
だが。
一つだけ言えることがある。
今の世の中は腐っている。
僕一人が言ったところで何か変わるというわけではないが。
しかし、僕にもできることがあるだろう。
それはまだ、わからない。
でも、わからないから知ることができる。
僕はそれを探しに行こう。
読んでいただきありがとうございます。
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