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クローバー(2)  作者: ディライト
第3章
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第3章―(1)

 来たる土曜日。天気は梅雨の嫌な空気を吹き飛ばすほどの快晴。といってもまだまだ辺りは明るいとは言えない。それもそのはず腕時計を確認すると現在六時半。俺、一葉、二葉、三葉、雄太の五人は眠い眼を懸命に開きながら、花岡駅のホームで電車を待っていた。

「う〜眠いよ〜……」

 二葉がホームのベンチでごしごしと眼を擦って顔をしかめている。三葉は隣で俺の手を握りながら舟を漕いでいる。一葉も二葉の隣で催眠術にかかったような表情で遠くの方を見ている。

 何故こんな時間に駅にいるのかというと、朝の五時にチャイム連打で起こされて、誰だやかましいと戸を開けてみれば、またも雄太は薔薇をくわえながら、

「二葉さん、白馬の王子が遊園地へお連れしましょう」

 などとニキビ面に似合わなすぎる台詞を吐きやがった。馬がどこにあるんだ馬が。安眠を遮られたことと、朝から不快な物を見せられたことでぶん殴ってやろうかと思ったほどだ。

 

 今日俺達が行くネズミーサルスタジアムジャポン(NSJ)は花岡駅から電車一本で一時間ほど。調べたところ、開園時間は九時半からなので、今から行っても二時間ほどエントランスの前で待たされるのは確実だ。

「おい雄太、こんな早く行っても開いてないだろ」

 俺は侮蔑の視線をくれてやると、雄太は眉を上げて外人のように肩を竦めて見せた。

 腹立つなその顔。

「ハル兄、わかってないね〜」

「なにが?」

「NSJだよ? 早い時間からエントランスで並んで、早々に人気アトラクションに乗る! これは常識でしょ!」

 一体どこの常識なんだ。まぁどうせ行くなら全てのアトラクションに乗りたいけど。

「ってハル兄と話してる場合じゃないんだよ! 二葉さーん!!」

 相変わらず忙しない雄太は、眼をごしごしホームのベンチに腰掛けている二葉の元へと飛んでいった。おばちゃんの子供とは到底思えない行動力だな。

 四人を順に見ていく。

 一葉の服装は、細かい構造の薄茶のワンピースに膝下のスカート部分が白で二重構造になっている感じのもの。頭には斜めにちょこっと乗せた白いふわふわの帽子型飾りが栗色の髪によく映える。全体的に見てふわふわな印象の彼女は、童話に出てくるヒロインのようだ。

 二葉は、黒の可愛いらしいプリントTシャツに赤いチェックのシャツを羽織っている。下はデニムショートパンツに黒タイツで、全体的にカジュアルな印象。

 三葉は身体のラインが見える薄いピンクのシャツ、膝くらいの青いスカートに、腰に巻いた太めの茶色いベルトが特徴的なガーリー系ファッション。

 ちなみにあまり描写したくはないが、雄太は黒のシャツに赤のネルシャツ、下ジーンズ。

 俺は黒のパーカーに同じくジーンズとかなり軽い印象の服装だ。

 この三姉妹の前にはどんなに着飾ろうと敵いやしないので、もう開き直ってハナオカで安売りしてた売れ残り商品でのコーディネートだ。笑いたきゃ笑え。

 そんなことを考えていると、鼻声なアナウンスの後に電車が滑り込んでくる。始発近くの駅のため、まだまだ電車内は空いている。一葉たちをボックス席に座らせて、俺と雄太はその前で立つことにした。一葉たちは夢の国への体力を温存するべく寝入ってしまい、俺と雄太も壁にもたれ掛かりながらうとうとしていた。たまに腕時計を確認していたが、三十分も経つ頃になると、電車内は何やら通勤・通学ラッシュなのか混雑してきた。

 いやでもおかしい。今日は土曜日だぞ……?

 そう思って辺りをよく見回すと、やけに中高生や家族連れが目につく。聞こえてくる会話の内容は何乗るだとかあのパレードがどうとか……。

「……ま、まさかな」

 そのまさかだった。電車は駅に停止するごとに続々と人を補充していく。車内が騒がしくなってきたことで一葉達も眼を覚ましてしまった。

「わっ! なにこれ!?」

 ぎゅうぎゅう詰めで立つのも困難になっている俺と雄太を見て、一葉が眼を剥く。

「ど、どうやらこれ全部NSJに行くっぽいぞ……っていててて!」

 壁に寄り掛かっていたために人の圧力がもろに伝わってくる。

「ハル兄、あと二駅だよ! もうちょいだ! 勝利は目前だよ!」

「なんの勝利だなんの! ってうおおお、また人が入ってくる!――――

 

 

 ――――「ついたああああ! ネズミーサルスタジアムジャポン!」

 ネズミーサルスタジアムジャポン前駅という駅に降り立ち、改札を出ると誘うような軽快な音楽が聞こえてくる。パークへのエントランスに続く鮮やかな色で彩られた鉄橋を歩いて行けば、そこは夢の世界への入口だ。二葉はいの一番に鉄橋を踏み締めて、両手を天に挙げながら感慨に浸っている。

「つ、疲れ果てた……」

 ウォーミングアップのし過ぎみたいに、俺と雄太は膝に手をつきげんなり。本番前から既に疲労困憊だ。ちなみに先程まで乗っていた莫大な数の人々はほとんどここで降り立った。それでも駅も通路も広いため、身体が触れるほどの混雑ではない。

「うおおお! はやくいこーダッシュでいこー!」

 ぶんぶんと手を振りながら今にも盗んだバイクで走り出しそうな表情を向ける二葉。

「二人ともはやく〜!」

 一葉も次いで、いつもよりも遥かに高いテンションで、二葉にあやかり手を振ってくる。声を出さないまでも三葉も大きく手を振って、楽しさを身体いっぱいで表している。遠くに見える背の高い西洋風の建物をバックに、溢れんばかりの笑顔を振り撒いている三姉妹は、遊園地の着ぐるみでもないのに周りの視線を独り占めだ。

「ハル兄……。いつもこんな風景を見てるの……?」

 先程まで満員電車でぐったりしていた雄太も、神秘的な絵に口をあんぐり開けて見とれている。

「汚れるからあまり見るなよ」

「ナチュラルにひどいよハル兄!?」

 大袈裟に突っ込んでくる雄太は無視して、俺は一葉たちのもとへと駆けていった。

「おおぉなんだこれ!?」

 鉄橋を越えると、日本にいるとは思えない景観と色とりどりの花たちが俺達を迎え入れてくれた。しかし驚いたのはそこではない。エントランス付近の広場では、既に入場待ちの人々でごった返しになっていたのだ。入場口には既に前売券などを持っている組の行列があるし、チケットを販売する窓口にも大多数の人々が、あまり定まっていない列を作って、窓口が開くのを心待ちにしている。

「……こ、これってまだ開園二時間前だよね……?」

 一葉があまりの人の多さに目を点にして呆然としている。入場口に列ぶ先頭付近に目をやれば、キャンプ用の小さい折り畳みの椅子に座りながら待っている人、レジャーシートを敷いてまるでピクニック気分で待っている人など、ちょっとプロフェッショナルなグループも存在していた。きっと各々どうしても乗っておきたいアトラクションがあるのだろう。もはや俺達とは気合いが違う。

「し、しょうがないからならぶっきゃないな……」

 もう最初から溜息しか出ない。夢の国への道のりはなかなかに険しいようだ。

 

 ◇◇◇

 

 

「あれ、列動き出した?」

 もうそろそろ足が怠くなってきたという頃、列は思い出したように前に進み出す。ここから見える噴水の中央に伸びる時計を確認すると、どうやら開園時間を過ぎたらしい。

「おおお、ついにか!」

「待ったね〜」

 一葉と二葉が嬉々と安堵が入り混じったように笑い合う。

「……って、なんか走ってねえ?」

 前の様子が気になって覗き込むと、数人の制服を着た女子高生グループが、入場口のお姉さんの元気ないってらっしゃいをスタートの合図にするように、切られたチケットを貰うと同時に猛然とダッシュをしていた。

「ハル兄、あれが例の真っ先に乗りたいアトラクションに向かう戦いの合図なんだよ」

 雄太が屈伸運動をしながらやかましい横顔を向ける。夢の国で戦いとか言うんじゃないよ、物騒な。

「へぇ〜みんな必死なんだな〜」

「ハル兄! なにのんきに人事みたいにいってんの!」

「は?」

 雄太は欝陶しく眼を見開く。そして靴紐をきつく結んで、

「俺達も行くしかないっしょ、いただきにさ」

 と意味のわからない事を吐かし、不揃いな歯を見せつけグッドサインを向けた。

 ……おー、そろそろ俺達も入場かー。

「二葉さん、是が否でもお乗りになりたいアトラクションはなんですか?」

「へ? んっとんっと〜、ジェットコースター! あのCMでやってるやつ!」

 俺達の先頭に並んでいた雄太は係員のお姉さんにチケットを渡す。

「なるほど、スプラッシャーバレーですか。流石二葉さん、お目が高い。かしこまりました」

 雄太のチケットが切られ、係員の人がその切られたチケットを返す。

「では、いってらっしゃ〜い!」

 元気な係員の挨拶を合図に、陸上のクラウチングスタートをかまして全速力で走り去って行った。ドップラーで「二葉さーん!」と残して。

「……………………あ、チケットお願いしまーす」

 俺は他人の振りを決め込むことにして、平静を装って残り四人分のチケットを渡す。流石に一葉達も後ろで苦笑していた。間もなくチケットがまとめて切られて、係員の「いってらっしゃい〜!」で走り出す事もなく、俺達はゆっくりとゲートを潜った。

「…………わぁ!」

 三葉の感嘆の声が聞こえる。足を踏み入れたその場所は、四方八方に広がるメルヘンチックな外観と音楽。ここだけ虹色で描かれた絵のように綺麗な風景。まるで別世界に迷い込んでしまったような錯覚。妖精が居ても不思議ではない華やかなその情景は、全ての人々の心にタップダンスを踊らせる。エントランス付近にあった広場をさらに大きくしたような、心安らぐ場所に俺達はいざなわれた。

「きゃああああ! すごいすごいすごい!!」

 一葉のテンションも最高潮に達し、身体を動かさずにはいられない。

「おおおおお! すげーきれい! なんだここは〜!?」

 二葉も眼に星を流して満面の笑みだ。

「あそこ見てハルキ! なんかいるよ〜!」

「おお、あれは……」

 一葉が指す先には人の壁に取り囲まれた着ぐるみの姿。

「ネズミーサルのマスコットキャラクターのウッキーだな」

 そいつは人だかりの中心でコミカルな動作を交えながら、握手や写真に応じている。外見は明らかに猿だが、身体の色は黒色。赤いオーバーオールを着て、足には大きい茶色い靴。高い声で「はははー」とよく笑う。その癖このキャラクターはネズミですとCMでも※で書くほどの強引さ。これが猿じゃなかったらネズミに失礼である。

「……かわいい……」

 三葉がふやっと頬を緩ませる。女性には大人気であるというウッキーは三葉の眼にも可愛く映るようだ。俺としては三葉の方がよほどマスコットに相応しいと思うのだが。

「ねね! みんなで写真撮って貰おうよ!」

「おおお写真! とろうとろう!」

「ちょっと混んでるけど記念にはもってこいだな」

 四人で顔を見合わせて、俺達はまずウッキーと写真を撮ることにした。カメラは先程駅でインスタントカメラを買ってきた。

 

 五分ほど他の人達のピースサインを眺めてから、程なくして俺達の番が回ってくる。

「よ、よろしくおねがいします……」

 何故だかウッキーに深々とお辞儀している一葉。そんなところでも人見知りを発揮するのかよ。

 そんな一葉にウッキーも律儀にお辞儀を返している。なんてシュールな絵面なんだ。

 俺は撮影係を担っているスタッフのお姉さんにインスタントカメラを渡し、俺もウッキーの元へと近寄る。

「……お、おお結構でけえな……」

 意外に高身長なウッキーは俺達四人を上から覆うように肩を組んで、満面の笑みのまま表情の変わらない顔をこちらに向ける。

 な、なんか顔が変わらないから近くで見ると結構不気味だな……。なんというか、夢に出てきそうな威圧感があるな……。

 俺の左肩にウッキーの左手、一葉の右肩にウッキーの右手。その真ん中に二葉と三葉という図で撮影を開始する。

「はいは〜い! 笑って笑って〜!」

 スタッフのお姉さんの甲高い声が響く。お姉さんが片手で手を振りながら満面の笑みで俺達の笑顔を引き出そうとする。それにつられるように俺達も顔の筋肉を緩ませる。テレビとかでもよく見るけど、遊園地のスタッフさんは笑顔を引き出すのが上手すぎるだろ。普段無愛想な俺でも穏やかになる。

「はぁ〜い、チーズ!!」

 パシャッという軽い音とともにまばゆい光が眼に焼き付く。

 そしてお前たちは用済みだと言わんばかりにウッキーは大袈裟に手を振る。俺もお姉さんからカメラを受け取り、後ろが詰まってるから早く行っちまえ的な「いってらっしゃ〜い」をもらって、俺達は早々にウッキーの輪から追い出された。

「遊園地って結構せわしないな」

「そうだね〜。……でも、四人で初めての写真だよねこれって……」

 ちらりと窺うように俺を見る一葉。

「えへへ、嬉しいなぁ」

「俺も現像が楽しみだよ」

「うん!」

 広場の花たちにも負けないほどの笑顔を咲かせて、頬を染める一葉。一葉達はきっと満面の笑みで写ってることだろう。じゃあ果たして無愛想な俺はどうだろう。写真はどちらかと言えば苦手な方だ。それでも俺は、今回だけは自信があった。スタッフのお姉さんの効力じゃない。ただ純粋に、心からの笑顔で写っているはずだと。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 エントランス広場を通り、ギフトショップが建ち並ぶストリートへと足を運ぶ。ヨーロッパのような信号機や、停車してあるレトロな自動車がかなり雰囲気を醸し出している。この辺りに来ると、メイクや変装をしてキャラクターになりきっている人が多くなってきた。もはや日本にいるとは思えなくなってきそうだ。

 そんな中、ほのかに香りだすメルヘンチックな甘い臭いを感じながら、俺達はのんびりとストリートのコンクリートをゆったりと練り歩く。まだ開園して三十分も経っていないというのにお土産コーナーは大混雑だ。そしてどれも目移りしそうな可愛いショップは、各駅停車な一葉たちにはもってこいの駅である。

「みてみて! ウッキーの耳!」

 売り物であるウッキーの耳を模ったカチューシャを付けて、一葉が笑いかけてくる。

「おお……可愛いな」

「でしょ〜!」

 俺としてはあまり可愛いとは思えないウッキーのパーツだが、一葉が身につければ何でも可愛い。もうさっきから歩く度にこの三姉妹は注目されているしな。擦れ違う人は必ず振り返るし、その後俺を見て、「なんだあの馬の骨は」みたいな眼を向けられる。くそう、やっぱり俺もビシッと決めてくれば良かったかな。

「――っと」

 そんなことを考えていると、ふと俺のパーカーの裾が引っ張られた。

「…………ハルキこれ……」

 渡されたのはフリーパスチケットを入れておける首から下げるキャラクターストラップ。チワワのような瞳で訴えてくるのは三葉だ。

「……皆で付けるか?」

「うんつける! ……ぁ……つけたい……かも」

 ぱぁっと笑みを零して、すぐに恥ずかしくなったのか呟き声になってしまう。

 最近三葉の言わんとしている事がわかってきてちょっと優越感だ。たまに少し素が出てしまう所も可愛い。って俺三葉好きすぎだろ。

 それぞれ好きなキャラクターを選んでから、俺はレジへと向かった。

「ってレジも混んでる……」

 これまた会計までに五分以上掛かりそうだ。仕方ないので折角だから誰が何を買ったか見てみよう。

 一葉は好きなキャラクターなのだろうか、ウッキーが片手を挙げてにっこり正面で笑っている様が描かれているストラップ+ウッキーの耳。

 二葉はロナウドドッグとかいうやかましい鳴き声しか出さない青い水兵さんみたいな服を着た白い犬が大口開けている絵が描かれているストラップ+ウッキーの彼女のウキーちゃんのリボン。

 三葉はブタのブーさんという橙色の毛並みに赤いシャツ、そして大きく腹が出ていて、毎日ハチミツが食べたいらしいキャラクターの、ハチミツを素手で掬っている様が描かれたストラップ+同じくブーさんの耳。

 俺はチッポとドールという茶色いちっこいハムスターの兄弟が、二葉と三葉のように小突き合いをしている様子が描かれたストラップ。俺は流石に耳は付けれない。

 

 閑話休題。

 

 ようやく会計を終えて、一葉達はそれぞれ思い思いのキャラクターへと変身する。

「どうかなこれ!?」

 耳やらリボンやらを装着した三人はそれはそれは爆発的な可愛さだった。

「……か、可愛いと思うぞ……」

「へへ〜ほんとかー!」

 くっそ今ほど口下手な自分を呪いたくなる瞬間はない。そんな俺の言葉でも、一葉はウッキーの耳に触れながらはにかみ、二葉はぴょんぴょんと跳びはね、三葉は頬を染めて固まっていた。

「ハルキも耳買えば良かったのに〜」

「俺が付けたら完全にギャグだぞ」

 その言葉に一葉はしばし下唇に人差し指を当ててから、

「似合うと思うけどな〜……」

 そんな事を呟いていた。どこ見てそう思ったんですかね。

「おっしゃ! んじゃそろそろアトラクション行くか!」

「お〜! どれ乗るどれ乗る!?」

「全部乗りたいもんね〜。やっぱり近場から?」

「…………ブーさんは絶対……」

 エントランスで貰った地図を広げて、アトラクション一覧を眺める。

「えっと、まずここから近いのはスペースゾーンだな」

 NSJは七つのゾーンに分かれており、それぞれの場所でアトラクションや外観、グッズや食べ物等が異なり、好みがかなり分かれる。他にウエスタンゾーン、トゥーンゾーン、ファンタジーゾーン、ウォーターゾーン、アドベンチャーゾーン、カントリーゾーンがある。

「初めて来たんだし、とりあえずはそこに行ってみよっか!」

「そだな〜。二葉と三葉もいいか?」

「お〜! この四人ならどこでもおっけーだ〜!」

 三葉もひとつ頷いて、俺達はまずスペースゾーンに向かうことに決めた。


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