表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロード・オブ・ダーク  作者: 逆立ちハムスター


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/10

7

静かに向かう。


「上手くいくといいが」

「本当に向こうからは見えなくなったの?」

「いいや、工学はさっぱりだからな。どう映っているのか想像もつかない。だから出来る限りってところだ。行くぞ」

「待って、もし見つかって戦う事になったらどうするの?」

「あのタロスは今まで見たことがないほど精巧な造りをしている。戦わず逃げるんだ。でももし戦う事になったら、頭と胸と背に其々あるコアを全て破壊して停止さるしかない。我が先に行く。ついてくるんだ」

「分かった」

絶対見つからないようにしないと。

ルーデンの後をなぞるように追っていく。

オートマトンが反対を向いた隙に、ルーデンが仕切りと仕切りの間を急いで抜けた。

オートマトンがまた周囲を見回している。ルーデンは抜けた先で待ってくれていた。

オートマトンの正面の視界に入らないようにタイミングを見計らい、急いで通り抜ける。

出だしは上手く切り抜けられたみたい。

ルーデンと顔を合わせ、互いに静かに頷く。

再び先導するルーデンの後を追う。

いくつかの仕切りを無事抜けていく。

出口のドアに近づいた所で浮遊している大きなオートマトンの目玉と目が合う。

浮遊する大きな目玉が汽笛音を上げる。

ルーデンが素早く浮遊する目玉を念動で壁へと弾き飛ばし衝突させる。

「急げ!!」ルーデンが念動でドアを押し開く。

「まずい……」

「伏せろ!!」

ルーデンに言われるがままその場に伏せる。

ジーという凄まじい音と共に、仕切りの壁上半分が落ちてくる。

すぐさま落下してくる壁を避ける。

巨大なオートマトンと目が合うと警戒音のような音を鳴らし、両目からレーザーを放ってくる。

壊れていない仕切りに次々と移動しレーザーを避けて行くが、レーザーは仕切りの壁をズタズタに切り裂き破壊していく。

やばいやばい、これはやばい。

巨大なオートマトンに崩れた仕切りの壁が激突した。

「今だこっちに!!」

ルーデンの元へ急ぐ。

ルーデンが念動で次々と、崩れ落ちた破片を巨大なオートマトンへとぶつけてくれていた。

無事にドアに辿り着きルーデンがドアを閉める。

「はぁ…はぁ…ありがとう」

「まだ終わってない! ベル、その刻印を押し」

ジー。

一瞬ルーデンと目を合わせた後、すぐさまドアの横へと飛び逃げる。ルーデンも僕の反対側の方へと逃げた。

僕達が避けたすぐ後にドアが爆発音と共に粉々に吹き飛んでいく。

「ルーデン、刻印はど……」

吹き飛んだドアの方へと僅かに顔を向けた瞬間、白い炎が吹き込んできた。

「あぁ!!??」あまりの熱さに咄嗟に障壁を張ったが、一瞬で障壁がドロドロに溶け弾け飛んでしまった。「熱い熱い熱い熱い!!!!」座ったまま壁に背を付け、じっとしていても猛烈な熱が伝わってくる。

このおびただしい程の威力を持った炎は、柱や壁に当たると、まるで飴のように表面を溶かしていった。


遠ざかろうした最中、壁に手を付いたとき偶然にも刻印に手が触れた。

ドアの合った位置に壁が上から降りてくる。

金属の足音が聞こえてくる。

下りる壁を片手で押さえ、こちらへ顔を出してくるオートマトン。

オートマトンと目が合った。オートマトンの両目が赤く光り……。

オートマトンの頭部が壁に押し潰され、レーザーは放たれなかった。

ルーデンが念動を壁に放っていた。

僕も感覚を頼りに加勢する。

オートマトンの頭部は完全に押し潰される事はなく、挟まっている程度だった。

ガタガタと音を立てるオートマトン。

一瞬で壁が地面に落ち、無事に塞がった。

オートマトンが頭部を引っ込めたようだ。

「大丈夫かベル?」反対側から叫んでいるルーデン。

「はぁ〜、何とか」

「よし……今の内に先に……」

凄まじい破裂音と共に、石の崩れる音が鳴り響く。

僕の頭の中には鐘の音が鳴り響き、目の前の視界は粉塵に覆われていた。

「ゲホッ! ゲホッ! ル、ルーデン!!」

粉塵中に巨大な影。こちらを向くと二つの赤く光る両目が見えた。

ジー。

やばい!!

すぐさま走り逃げる。

元いた場所にレーザーが通り、地面を激しく抉り、地面の砕けた破片が吹き飛んできた。

息つく暇なく逃げる。

レーザーが後を追ってくる。

ゴン! ゴン! という何かの音の後、ヒューという音が上から聞こえてくる。音は次第に音は大きくなり……。

急いで逃げる。とにかく逃げる。

上から降ってきた物が地面に衝突すると爆発し、周囲一帯を吹き飛ばしてしまった。

障壁を張ったが意味がなく、障壁ごと爆風で吹き飛ばされてしまった。

気が付くと地面にうつ伏せで倒れていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ