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セラキ・セラハの証言
ユウヤツ:
もう1つ、聴いていいか?
最強だった発言――2人は何か知らないか?
公子セラキ・公女セラハ:
……最強だった、発言?
ユウヤツ:
あぁ。土産話で、故郷の親父に頼まれたんだ。
公子セラキ:
……強い、と言える物はあるだろう。
発言力は訓練・地位・名声だけでなく――
得意な発言によっても、傾向が変わるからだ。
ユウヤツ:
へぇー……得意な物でも……
公女セラハ:
最強だった発言とは――やはり〔絆〕では!?
ユウヤツ様の発言力が、証拠ですわ!
ユウヤツ:
……できれば、他の候補を知りたいな?
2人は物知りだからさ。
セラキ:
そうだな……私の知る限り、強い発言と言えば――
やはり〔人権〕か。
発言勇者ユウヤツ 最強だった発言とは――
“人権”?
ユウヤツ:
じんけん……?
セラキ:
王国4分権の1つで――議会立法権にも関わる発言だ。
妹セラハ:
引いては、西方エロイナの秩序にも!
セラキ:
王宮任免や宮廷司法よりも、個人側の権利と言える。
形骸や幻滅下でも、権力分散と危機調整を期待できる。
ユウヤツ:
ぶんさん……
ユウヤツ:
…………
妹セラハ:
……ユウヤツ様?
セラキ:
停止している……退屈な話だったか?
妹セラハ:
お、お気を確かに!




