学園祭、黒翼乱舞!
桜が舞い散る季節。
セリウス学園では、年に一度の学園祭が始まった。
教室は模擬カフェに変わり、廊下には屋台が並ぶ。
生徒たちは準備で大忙し。
リナが声を上げる。
「先生、見てください! 私たちのカフェ、大盛況です!」
ジークは背中を丸めて、いつものように椅子で昼寝中。
「……ふん、順調か。」
目を半分だけ開けてつぶやく。
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そこに、突如現れる新たなトラブル。
「――ふふふ、面白そうな祭りだな。」
魔獣たちが校門を突破。
模擬屋台をひっくり返し、走り回る。
生徒たちが悲鳴をあげる。
「先生ーー!!」
リナが叫ぶ。
ジークはゆっくりと立ち上がる。
「……来やがったか。」
背中の黒翼が、淡く光を放つ。
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瞬間、学園祭は戦場へと変わった。
ジークの動きは、まるで嵐。
机や屋台を盾に魔獣を翻弄し、
魔力を最小限に使いながら、容赦なく駆逐する。
リナとレオンは協力して屋台を守りつつ、
アリシアが後方支援で魔法を放つ。
「先生、手加減なし……!」
リナが叫ぶ。
「当たり前だ。遊びじゃねぇ。」
ジークはにやりと笑い、黒翼を広げる。
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戦いの中、リナが叫ぶ。
「先生、あの子たちを守ってください!」
ジークは軽く頷く。
そして、黒炎の弧を描きながら魔獣たちを一網打尽にする。
最後に魔獣を地面に押さえつけ、
屋台も無事に守られた。
生徒たちが歓声を上げる。
「先生、すごい……!」
「かっこいいーー!」
ジークは、少し照れくさそうに肩をすくめた。
「……大したことねぇ。
授業の一環だ。」
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学園祭終了後。
リナがジークに花束を手渡す。
「今日は、ありがとうございました!」
ジークは軽く受け取り、風に揺れる花を見つめる。
「……まあ、たまにはこういう授業も悪くねぇな。」
レオンが後ろから突っ込む。
「先生、それ完全にサボリじゃなくて、自己満足じゃ……!」
ジークはにやりと笑った。
「……鋭いな、レオン。」
黒翼が風に揺れる中、
生徒たちは笑顔で学園祭の夜を迎えた。




