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夫婦と足音

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:夫婦と足音


ギッ…ギシ…


「………」


黙ってるけど最近、

家のきしみの音が

ちょっと気になり始めた。


まぁこの家ももう古いし、

きしむ音が聞こえてきても

全然不思議じゃない。


でも随時に聞こえてくるその音が

毎日、定期的に

聞こえるようになってきたので、

気になってしまうのも

やはり仕方なかった。


「…あれかなぁ。そろそろリフォームとか、考えたほうがイイのかな」


一軒家のこの家だけど、

こうゆう問題はやはり夫に相談し、

2人で決めなきゃならない。


夫は単身赴任で今、

ずっと自宅を離れたまま。


前にちょこっと

相談してみたのだけれど、

「まだ大丈夫だ」

「リフォームつっても金掛かるからなぁ」

「まぁ気にしなきゃ大丈夫だろ?」

みたいな形で

私のリフォーム案にはちょっと反対だ。


まぁ確かに気にしなきゃそれで済む。

そのうち夫の言う通りだと思うようになり、

今日まで来て居たわけだ。


でも、気になる。

そんなある日のことだった。


ギッ…ギシ…ギシ…


家のきしみが

今日も聞こえていたのだけれど、

その音が、

だんだん定期的なリズムになったのだ。


「……??」

パッと振り向き、

音がする方をじっと眺めて居たら…


ギシ………ギシィ…ギッ…ギシィ…

ギシィ…ギッ…ギシィ…ギシ……

ギシ…ギシ…ギシ…ギシ…ギシ…ギシ…


「や…ちょ、ちょっと…!」


床の上を足音だけがこっちへ向かい、

ギッギッギッと歩いてきた。

その音がだんだん私に近づいて…


間違いない!

姿こそ見えないけれど、

その見えない何かが

確実に私に向けて歩いて来て居る!


私は途端に恐怖を覚え、

家を飛び出した。


そしてすぐに

赴任先の夫に電話したのだが

繋がらない。


仕事中かなと思いつつ、

その日1日中電話を掛けてみたのだけれど、

全く繋がらなかった。


「なんで!?」

こんなにずっと

繋がらないなんて絶対おかしい。


私はずっと家に戻らず、

喫茶店やレストラン、

またネットカフェなんかで

過ごしていたが、

ぼうっとして居た私の携帯が鳴った。


夫の携帯からだ!


「もしもし!?なんで出てくれなかっ…!」


会社の人「あ、奥様ですか?」


夫が事故に遭い、

帰らぬ人になったと言う。


変な話だが、

その事故に遭った時間帯がちょうど、

私があのリビングで足音を聞いていた

あの時間だった。



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=AHRpgfjNUGA

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


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