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光と暗  作者: 雨宮雨霧
1/4

プロローグ

光の先にあるもの。

それは何だと思う?

暗の先にあるもの。

それは何だと思う?


菫が隣に居てくれたから私は今生きているんだよ。

ねぇ、この先なにがあってもずっと一緒にいようね。

光も暗も君が居たら突っ走れるはずだから。


この人生がどん底にあったって、天に昇ってしまうくらいにあったって。

私たちの人生は誰かに評価されるわけじゃないでしょ。

まず評価なんてできないでしょ。

だから二人で生き抜くんだよ。


いくら辛くて死にたくて苦しくてもね、私と君が居ればなんとでもなる。

置いていったり離れたりしないでね、

約束だよ?


「私」、雲崎結羽(くもさきゆう)と「君」、篠河菫(しのかわすみれ)が生きた軌跡。

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