「少しだけでもそばにいさせて」
あなたのなかで私は光ることはないのだとしたら、私は生きていけない。
二者択一だとしたら。
ほんのまたたく間に一瞬だけ、どの星よりも明るく輝いて思い出として片隅に存在するのか。
あるいは、他の星よりも小さくて暗くてぼーっとしながらも確実にあなたのなかで光を放つのか。
たとえば、蛍のように。
あなたの一番になれないことはわかっているけれど、この気持ちとクラムボンさんを好きになったことは大切にしたんだよ。
わたしの中の土星の君。あなたのことを本当に愛させてほしいから後者であれ、あなたの中に存在できるなら私は嬉しいんだよ。
いつか、あなたが、自分の宇宙の中にわたしの光があることに気づいてくれますよう。
祈るよ。
こんな眠れない夜、明日もあさってもあなたに会えないことがわかっている夜は。
今度会えるときは、美しいあなたの顔にほんのり紅くてほんのりとした暖かい熱がともっていますよう。
最後まで付き合ってくださってありがとうございました。