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世界の痕

作者: 猫都299

風が窓を揺らす カタトト

いつまでも眠っていたい


だって目覚めたら夢は消えるでしょう?


日常は気怠いままどこかへ去って行く

振り返ってみても幻が笑うだけ


カタトト カタトト 今日は雨

カタトト カタトト まだ

昨日の夢を見てる


雷花を降らせて

虹の求める予感に指で触れて

源に沈んだ望みを捕まえて

流れる星々に灯で誓って



瞬く間に

世界は年を取って


置いてきぼりの小さな執着は

死ぬ事もできずに まだここに在るんだよ


この世を支配して

万人から悲しみを奪い

地平も海原も ただ一人の為に

天空も 大いなる息吹も

あなたが存在するから在るのだ

だから


消えてしまうのは罪だ



醜く淀んだ

灰は地に還った

空は明るくて

塗り固めた星だから

涙は届かない


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