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黒い腕時計  作者: さ38
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高校2年生から現在に至るまで。約7年間

高校生カップルを見ると思い出す。

あの時自ら動いてよかったと。

高校卒業と同時に終わるであろうと思っていた。

今年で24歳になるこの年、私の願いは叶った。

これは私が高校2年生の時から現在に至る約7年間の話だ。

高2の夏、商業高校に通っていた私は商業科目ごとにクラス移動があった。いつも一緒にいたいいつめん(いつも一緒にいるメンツ)と移動する時ある1人の男子生徒に目が止まった。真夏の暑い中隣のクラスの生徒たちが私たちのクラスに移動してきた。その時ある1人の男子がメガネにマスクをしていて、当時うちの学校では銀色の腕時計が流行っており、周りはみんなつけている中、1人だけ真っ黒の腕時計をつけていて

「黒い時計つけてる奴なんていたんだー。」って私は思ってあまり見たことのない顔だったからいつめん達に「あれ誰?」と聞いた。「ああ、あれ新道だよー」

新道?聞いたことあるような無いような、、話し込んでいるうちに予鈴がなりクラスをあとにした。

授業も終わり、いつも通りみんなとお昼ごはんを食べている最中なぜか私は新道のことが気になりmixiで検索してみた。ユーザー名は「名もなきメガネ」ぶふっ!!思わず耐えきれず一人で大爆笑してしまった。

それを見ていたいつめんたちが「どーした?笑、なんか面白いことあったー?」「なになにー?気になる!教えろーーい!」これはいつめんにも共有しなければ!と思い、「いやさあ、さっきの新道どんな奴か見てみたくてmixi見てたんだけどさ、ユーザー名が名もなきメガネって出てきてなんかツボっちゃったんだよーー笑」「それね!私も初めてみた時思った!」昼休みの20分間は名もなきメガネで持ちきりになった。

完ぺきな人間なんていない。

思い通りにはいかない。

あなたがいればそれだけでいい。

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