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妖精の育て方  作者: いちまるよん
第二章 妖精
9/12

第一話 秘密の喫茶店

 六月十五日に東北地方も梅雨入りしました。

 蒸し暑さはまだないものの、連日の長雨で気が滅入ってしまいます。

 元気なのは咲き誇る紫陽花と蛙さんたちくらいで、町の雑音は雨音と蛙の合唱にかき消されていました。


 わたしとヴァイスはお母さんが経営する喫茶店の店番をしています。

 カウンターテーブルでわたしは勉強をして、ヴァイスは足元で寝息を立てて寝ています。

 サンダルを脱いだ足でヴァイスの背中をわしゃわしゃとかいてあげると、ヴァイスは気持ちよさそうに身を捩りました。


 この喫茶店は自宅と棟続きの小さな喫茶店です。もともとはおばあちゃんが始めた喫茶店で、お母さんが嫁いでからは二人で切り盛りしていたようです。

 営業時間や定休日は決まっておらず、気ままに開店する本当に趣味的なお店なんですが、不思議なことに固定客がいます。ご近所さんなら理解も出来ますが、たまに自動車で来る方もいるから驚きです。

「うちのコーヒーってそんなに美味しいのかなぁ?」

 勉強の手を止めてカウンターに入ります。ふたつ並んだサイフォンコーヒーセットはかれこれ三十年以上使い続けているものだそうです。

 我が家ではコーヒーをサイフォンで淹れます。

 アルコールランプでフラスコを熱してお湯を沸かせるその様子は、さながら理科の実験のようです。湧いたお湯がロート内に吸い上げられ、今度は抽出されたコーヒーがフラスコ内に落ちてくる様子は今見ても面白いです。


「やっほー」

 不意にお店の扉が開いて驚きました。

「コーヒー飲みにきたよ~」

 美希は近所に住む同級生で、部活動も同じバスケ部に所属しています。休日はこうやってたまに奇襲攻撃をしかかけてくるのですが、来店する理由は決まって同じです。 

「アニキの友だちがさぁ~」

 美希はげんなりした顔でいつもの定位置のカウンターに座りました。

「狭い家の中に男が五人とか、もうあの汗臭さが嫌っ!」

 というわけで、コーヒー二杯分を作り始めます。

「悠依ん家はいいなー。静かだし、こんな秘密基地みたいな場所もあるし」

 美希は三人兄妹の末っ子で、お兄さんが二人います。ですが、あまり仲が良くないようです。わたしにも兄がいますが、歳が離れているし今は大学に通うため家を出ているので接点がなく、逆に寂しいくらいです。

「まぁまぁ」

 フラスコに水を入れ、アルコールランプに火をつけます。

「それにしても、それよく使えるよね」

 わたしの手元を見て、美希は感心した様子でした。

「慣れだよ慣れ。逆にわたしこれしか使えないから」

 珍しいとは思いますが、わたしは逆にコーヒーメーカーの使い方がよくわかりません。家電量販店で見たことがあるだけで、正直触ったこともありません。

「悠依って、変わってるよね。普通の中学生が知らないことたくさん知ってるけど、普通の中学生が知っていること知らなかったりするし」

「わたしって、変な子?」

 即座に美希は答えます。

「うん。変」

 変人はよく自分は変ではない、とよく言いますが……。

 わたしは自分を変だとは思っていません。

 これって変でしょうか?

「まぁ、いいよ。

 変人のコーヒーなんて飲みたくないでしょうから、わたしが二杯飲むことにしよう」

 納得いかないのでちょっと意地悪を言ってみます。

「うそ!ごめんて!怒らんといてな!」

 美希は小学校四年生まで関西で過ごしていたので、焦ると関西弁が出ます。これが可愛くて、わたしもついつい意地悪を言ってしまうのでした。

 そうこう下らないやり取りをしていると、フラスコがポコポコと音を出して沸騰を知らせてくれました。

 コーヒー粉が入ったロートを、ゆっくりとフラスコに差し込みます。

 しばらくすると、フラスコ内の膨張した熱い水蒸気が一気にロートに吸い上げられ、ロート内のコーヒー粉とお湯が混ざって茶色い液体が出来てきます。

「相変わらずの手際だなぁ」

 お湯が三分の一ほど吸い上げられたら一回目の撹拌です。

 ロート内をヘラで液体を円形に数回混ぜ、粉とお湯をなじませた後、わたしは少しかがんでロート内の撹拌状況を確認します。横から見て泡、粉、液体と綺麗に三層に分かれていれば上手に撹拌できた証拠。ここから抽出作業に入ります。

 コーヒー粉の浸漬しんし時間は十五秒から四十五秒前後とします。

 この浸漬しんしの時間が短ければあっさりとしたコーヒーに。長ければ濃い目のコーヒーになりますが、抽出過多になると雑味が増して苦くなりすぎたり、酸味がきつくなったりと美味しくはならないので腕の見せ所です。

 美希はあっさりめの味が好みなので二十秒。時間が経ったところでアルコールランプの火を消して、二回目の撹拌に入ります。

 フラスコ内の温度が下がると、今度は上から下に液体が下がっていきます。下がり始めたら二回目の撹拌。軽くロート内をかき混ぜると、綺麗に渦を巻いてフラスコ内に液体が落ちていきます。そのときに布フィルターを通して粉はすべてロート内に残ります。粉の残り方がフィルターの上にこんもりと山のように残ると上手くいった証拠です。

「これ、何回見ても面白いよね」

 フラスコ内にゆっくりと戻っていく液体。美希はそれをまじまじと見つめて感心している様子です。

「あ、そうだ。コレ食べよ」

 隣の座席に置いていたリュックから箱を取り出すと、カウンターに置きました。

「やった!ドーナツ!」

 見慣れたチェーン店のドーナツ屋さんのパッケージに、わたしも思わずテンションが上がります。

「よし。コーヒー代はそのドーナツということで」

 子どもが店を預かると、こういうことになるんですよ。お母さん。

 そうと決まれば、わたしはカップにコーヒーを注ぎ入れ、美希は勝手知ったるもので適当なお皿とフォークを準備してくれました。

 さあ、ティーパーティーの始まりです。

 友だちと他愛のない話をしながら過ごす時間は、本当に楽しいものです。中総体も終わって、県大会に進むことができなかったわたしたちの部活動は終わりました。あとは受験を控えるのみなので、今は勉強づけの日々。たまにはこういう時間があってもいいと思います。

「高校、どこにするか決めた?」

 美希は進路をとても迷っていました。

「わたしは第三かな」

「うそ!ガリ勉高校じゃん」

 美希は信じられない!と声を上げました。

「バスケはもうしないの?」

 バスケ部ではわたしがキャプテンで美希が部長でした。なんと三年生が二人しかいないので危うく廃部の危機でしたが、二年生が十五人。一年生が十二人も入ってきてくれて廃部は免れました。

 今年は中総体が三位で惜しくも県大会を逃しましたが、二年生主体のチームだったため秋の新人戦ではやってくれると思います。

「うーん。ガツガツやるのは好きじゃないんだよね。文化部でのんびりやるつもり」

「もったいねー。県の強化選手でしょうが。っていうか、推薦来てるでしょ?」

 そういう美希にも来ているはずです。

「来てるんだけどさぁ、兄貴達もいるじゃん。

 嫌じゃんかよー。なんで家でも学校でも部活でも顔合わせなきゃいけないの!」

 美希のお兄さんはバスケットボールの名選手で、お兄さんのふたりとも高校に推薦入学しています。彼女の言い方によれば、市立高校のスポーツ学科から推薦が来ているに違いありません。

「わたしも同じとこから来てるよ。ただ、スポーツ推薦だとやっぱりバスケ続けなきゃいけないでしょ」

 わたしの口ぶりに美希は驚きます。

「そりゃそうだけど。どんだけ運動部に入りたくないのよ」

「高校はちょっと勉強頑張って、卒業したら海外に行きたいなって思ってるんだ」

 突飛な話しに美希は、口をあんぐりと開けたまましばし呆然とします。

「やっぱあんた変だわ」

 コーヒーを口にして一息ついた後、質問攻めが始まりました。

「県立第三ったら進学校だよ?なんでそこ入って進学しないの?」

「あそこには英文科があるから、そこに入りたいの。卒業したらヨーロッパの方に行きたいんだ」

 美希は完全に目が点の状態です。

「……お、おう」

 暫くの沈黙のあと、美希はつぶやきました。

「わたしはとりあえず大学まで行かないと、そっから先もわからないなー。

 で、ヨーロッパ行って何したいの?」

「ん?んー」

 困りました。魔女の聖地に行きたい、だなんて言ったら大変なことになります。

「まぁ、いいや。悠依の頭の中のぶっ飛びようは今に始まったことじゃないし。さぁ、ドーナツも食べようぜい」

 美希は細かいことにいちいちこだわりません。サバサバしていて男の子みたいな性格なので、年下の同性にも人気があります。

「うーん。コーヒー美味しいな。

 実はあたしさ、ここ以外でコーヒー飲めないんだよね」

「え?」

 こちらの発言も衝撃的です。いつもここでコーヒー三杯は飲んでいく人が、まさか他では飲まないだなんて考えられません。

「だってさ。家のコーヒーメーカーで淹れたのは苦いし、コーヒーショップとかファストフード店のって恐ろしく苦くない?」

 わたしにも経験があります。ただ苦くて酸味がきつくて美味しいなんて思ったことがありません。

「豆の挽き方とか、抽出のしかたとかいろいろあるし、マシン使ったことないけど、どうなんだろうね」

「あたしは悠依が淹れたのが好き。こうやって、ずっとここで淹れてくれてたらいいんだけどね」

 喫茶店、悪くないかもしれません。お話するのは好きですし、わたしの淹れたコーヒーで喜ぶ姿を見るのはとても心地が良いです。

『誰か来てるの?』

 ヴァイスが起きたようです。大きなあくびをひとつしてから、尻尾をパタパタと大きく振って美希に挨拶しにいきました。

「お、起きたね。お邪魔してるよ」

 ヴァイスの頭を横から両手でつかむと、そのままもにゅもにゅと顔の皮を揉みしだきました。

「あー、なにこれ気持ちいい」

 大型犬は皮のたるみが部位によって結構あるので、結構つかみ甲斐があります。

 もにょもにょされているヴァイスは、目を細めてうっとり。

「犬と一緒に喫茶店の店番とか絵になるなー」

 美希がヴァイスにじゃれついている間に、わたしは戸棚にしまってあったヴァイスのおやつを用意します。そうこうしてると、母屋につながったドアからノックが聞こえてきて、しわがれた声が不気味に店内に響きました。

「アーケーテー」

 抑揚のない声の不気味さに美希が怯えます。

「な、な、なに?」

 首元にしがみつくのでヴァイスは苦しそうです。

「あ、はーい」

 わたしとヴァイスは声の主を知っているので驚きはしませんが、奥から何が出てくるのかわからない美希はついにヴァイスの後ろに隠れてしまいました。

「ギリーさん、おやつ食べましょうか」

 わたしは左腕を曲げて胸の前に構えると、真っ白なオウムが一羽そこの飛び乗りました。

「え?なにそれ?デカイんですけど!」

 驚く美希を見て、ギリーさんは首を九十度左に傾けるとまたしても抑揚のない声を発しました。

「アー、ラッシャイ」

「なにこれ、面白すぎる……」

 よく考えれば、美希は会ったことがないかもしれません。

「ギリーさんです」

「あ、うん。よろしく、ギリーさん」

 面白いくらいに美希は動揺しています。そんな美希をギリーさんはまん丸お目々で凝視。

「ひぃぃぃぃ」

「お、怒ってるの?ごめんて!」

 いきなり謝罪しだす美希が面白すぎて、わたしは笑いが止まりません。

 ギリーさんはお父さんの使い魔で、真っ白な身体に黄色い冠羽がトレードマークのキバタンです。

「大丈夫。ギリーさん、わたしの友だちの美希です」

 美希を紹介すると、今度はヴァイスの頭の上に飛び乗って、美希の顔の前に自分の頭を差し出しました。これは「頭をコチョコチョしてもいいぞ」の合図です。

「美希、怖くないからギリーさんの頭を指でコチョコチョしてあげて」

 恐る恐る人差し指を差し出すと、ギリーさんはまた首を九十度曲げて「ほれ、早く」とも言いたげな態度です。

 ――ぷす。

 音はなりませんが、そんな感じで美希の人差し指がギリーさんのほほっぺ辺りに刺さると彼女の顔が一変して柔らかくなります。

「な、なに、このふわふわ」

 オウムの羽はシルクのような手触りで、しかも驚くほど柔らかいです。

「綿あめ?

 雲?

 なにこれ?」

 触られているギリーさんも気持ちいいようで、今度は首を縦振りしてノリノリのご様子です。

「あはは、なにこれ!ヘッドバンキングしてる!」

 オウムのひょうきんな動きに、先ほどまでの怯えようはどこへやら。美希はすっかりギリーさんが気に入った様子でした。

「こんな子いたんだ。いつからいたの?」

 お互いにすっかり気に入った様子で、ギリーさんは美希の手からひまわりの種をもらってさらにごきげんです。

「わたしたちの生まれるずっと前からだよ。ギリーさん今何歳でしたっけ?」

「サンジューニ」

 は?と、美希は表情を凍りつかせます。

「うちのセキセイインコは十年だったよ。そんなに生きるの?」

「キバタンは七十年とか八十年とか生きる、って言われているから、人間と同じくらい生きるよ」

 とにかく長寿な鳥で、大きさも体長五十センチほどで体重も八百グラムと大柄です。

「亀かよ!」

 亀も確かに長寿ですが、大型のインコやヨウムなんかも長寿の子が多いです。

「この喫茶店はまるで異世界のようだな……」

 そんな感じで小一時間経った頃、嬉しい来客がありました。

「こんにちはー」

 ドアにつけたカウベルが乾いた音を鳴らします。

 来店したお客様はわたしのよく知った顔でした。

「こんにちは。悠依ちゃん」

「みなみさん!!」

 わたしの姉弟子、水上みなみさんが訪ねてきてくれました。

「二週間ぶりくらいかしら?」

 オフホワイトのスエードコート姿のみなみさんは今日も可愛い!コートの下にはオリーブグリーンのチュニックを着て白のパンツ。そして足下はカーキグリーンのハンターブーツです。

「相変わらずのオシャレ泥棒ですね」

 頭の天辺からつま先まで、ついつい舐め回すようにみてしまうわたしに若干引きながらもみなみさんは恥じらいながら「ありがと」と言ってくれました。そしてわたしは耳の先まで真っ赤です。

 気を取り直して。

「どうしたんですか?驚きましたよ!」

 みなみさんは隣り町に住んでいて、ここに来るには電車とバスを乗り継がないとこれないはずです。

「先生の家を整理していたら、古い本が出てきたの。もともとは千歳さんの物だから、あなたに渡してほしいって」

 そう言ってみなみさんは、背負っていたリュックからA4サイズの分厚い本を取り出しましたが、美希に気がついて思いとどまりました。

「えーと、同じ中学の友だちの美希です。

 こちらはみなみさん。第三高校の三年生で、わたしのおばさんの生徒なの」

 胡桃おばあちゃんは華道の先生なので、わたしは嘘を言ってはいません!

「美希です。こんにちは」

 どうぞ、と美希は自分の隣のカウンター席を勧めました。

「ありがとう。水上みなみです。

 悠依ちゃんのおばあさんの妹さんが花道の先生なの。そこでわたしは花道を習っているんだけど、今日はお使いで来ました」

 みなみさんがカウンターに置いた古書は、丁寧に油紙で包まれていていかにも魔術書、的な感じです。ものすごくこの場で開きたい衝動に狩られますが……と、美希を見ると「ねえ、早く開きなよ」とも言いたげな表情です。

「じゃあ、見てみますか」

 みなみさんも若干動揺した様子でしたが、美希が見ても理解できるわけもないのでわたしはこの場で広げることにしました。

 丁寧に油紙を開いて書籍を取り出します。外装の擦り切れ具合を見ても、やはり相当古い本であることに間違いはありません。

 深い緑色の表紙には金色の文字でこう書かれていました。


 『妖精の書』


 しかし、この場でこの文字が読めたのはわたしだけです。英語でもアラビア語でもなく、それは〈魔法文字ルーン〉で書かれてありました。

「ねえ、なんて書いてあるの?」

 美希は覗き込みますが、眉間にしわを寄せています。

「これ、何語?こんな文字、見たこともない」

「Fairy Book?」

 みなみさんは〈魔法文字ルーン〉を今勉強しているので、読めたようです。

「つまり〈妖精の書〉ですね。中を見てみますね」

 カウンターの上に本を広げ、一ページずつ確認していきます。

「なにこれ……すごい」

 そこに書かれていたものは、百種類を超える妖精や幻獣の精巧なスケッチとその生態でした。

「すごいです。みなみさん!この本は妖精の解説本です」

 活版印刷で作られた本のようですが、所々に手書きで修正されている箇所がいくつか見られます。その修正箇所も上位古代魔法文字で書き込まれてあり、さらには追記されたルーズリーフが挟まっていたりもしました。

「これって英語ではないし、フランス語とかドイツ語でもないよね?」

 熱中するあまり、美希を置いてけぼりにしていました。

「ルーンって聞いたことある?ケルト民族の神官たちが使っていた、古い文字で書かれているの」

 わたしの説明に美希は、ギリーさんと同じように目を見開いて微動だにしていません。

「表紙は読めたけど、中は難しいなぁ」

 みなみさんは「悔しい」といった表情ですが、最近勉強し始めてで片言でも読めるのはすごいことです。

「――え、なに?華道って古文書の解読もするわけ?」

 しまった!美希の存在を今思い出しました。

「わたしと悠依ちゃんの趣味。元は悠依ちゃんの祖母姉妹の趣味なんだけどね」

 みなみさんのこの説明で、美希はある程度納得したようです。店内を見渡してみれば、同じような文字で書かれている書籍がたくさんありますから。

「ひょっとして、ここにある本ってみんなそれ系の本なの?」

「そうだよ。これが全部そうなの」

 店内の壁という壁はすべて本棚で埋め尽くされています。

そこには分厚い書籍がぎっしりと詰まっていますが、その本を読める人はほとんどいないでしょう。

 ――これらはすべて魔術書なのですから。


☆魔女日記☆

魔女の森…悠依の母が営む喫茶店。以前は祖母と母が切り盛りしていた。時折妖精が悪戯にやってくる。アンティーク家具と魔術書に囲まれた不思議な空間。

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