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魔法の弾丸  作者: oga
7/12

決行!

4人は船で島を出て、陸路でセントラルシティの橋の入り口までやってきていた

最初は不本意と思っていたが、自分たちの生みの親のため、行動することを決めた

「作戦通り、橋の裏側を通って進む」

テッカがそう言い、「鉄」の弾丸を4つ握りこんでコールし

それを、仲間と自分に撃った

すると、4人の体は鉄と化した

次にライオが「電」の弾丸を作りそれを4人に撃つ

すると、4人の体は磁気を帯び、橋に張り付いた

「これで裏側を渡れる」

ライオが言った

基本は隠密の部隊のため、身分証は存在しない

偽の身分証を用意する時間もなく、バレる可能性のほうが高いと踏み、この方法に出た

ただし、この方法にも欠点がある

弾丸の効力は20秒程度のため、すぐに弾丸を撃ち込まねばならない

「あー、体がおもてー」

みなそういいながら橋の裏側に回る

髪が逆さになり、ライオがサーシャを見て吹きそうになる

「お前、その髪型セットするのに何本スプレー使ったよ?」

「黙って前を向きなさい」

ジリジリと進み、再度鉄と雷を撃ち込む

ゲートの下までやってきた

上では警備兵が待機している

テッカが一指し指を立ててみなに黙るよう促す

みな黙ってうなずく

弾丸には発射音がするため、真下で撃てば気づかれる可能性があった

だが、幸い風の音でそれはかき消され、ほとんど聞こえなかった

加えて橋は相当に分厚く、音も通りにくい

4人は無事に橋の末端までやってきた

橋の反対側に行くまでにおよそ30発の弾丸を消費

今回はみな100発ずつ持ってきていたため、合計で400発

その中でやりくりしなければならない


地上につき、みなもとの体に戻った

もとの体に戻るには20秒待つ以外に、

「戻れ」

と心の中でコールすればもとに戻れる

そのまま前進すると、

「サウスエリア」と書かれた看板が現れた

4人はそのまま住宅街の中に入った

「よし、それじゃ、夜まで待とうか」

この後の行動は、昼間では目立ちすぎるため、夜になるまで待った

ちなみに、中央の巨大な建物はこの市街地から見える

光のオーブを使っているため、サーチライトが煌々と光っている

また、無人の電車が常に市街地と中央を行き来している


テッカは「火」をコールし、ライオに渡す

ライオは「夫」をコールした

そして、それを地面に撃った

すると、弾丸が爆弾に変化した

ライオのもう一つの性質

「夫」は、プラスチック、もしくは便利なもの、を生成する

「このプラスチック爆弾を、街のあらゆるところに設置する 中央の線路、市街地内、あらゆる場所にな」

事前の作戦で、このプラスチック爆弾が生成できると分かり、警備部隊を引き付けるのにうってつけという話になった

そして、この爆弾を中央とつながる線路に設置することで、警備部隊を呼び出した後、完全に分断することができる


4人は夜が明けるまで、20時から5時の9時間で東西南北、そして中央のあらゆるところ、合計28個の爆弾をセットした

中央の線路に4つ

各街に6個ずつ

これも起動時は

「○○番、起動」

と心の中でコールすればいい


設置が終わったのは夜明け前、5時ジャストだった

「さて、ここからが本番だな」

テッカが言った

「俺とライオ、サーシャとテルキで2手に分かれて行動する」

みなうなずく

決行の合図は俺たち以外の4人

スタンク、ウォード、ムーブ、シーフが中央の建物付近に到着してから、彼らが送ることになってる

その合図があるまでは待つ


空は快晴

穏やかな気候である

突然雨が降った

こんな日に雨か 

街の人々はのん気にそんなことを思っていた


風と水、の合成弾が空中で炸裂し、雨が街に降り注いだ

テッカ、ライオ、サーシャ、テルキが反応した

「作戦開始だ」

テッカが言った

そして、市街地のプラスチック爆弾がさく裂し、轟音をとどろかせた




いよいよバトルです

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