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忍び寄る影
忍び寄る影
頭が重たい。とても眠たい。
目を覚ますためにコーヒーをのんだが効果はなかった。仕方がないので少し夜風にあたろうと俺はサンダルをはきジャージ姿で外に出た。
ひたひたひたひたと足音がする。
振り返ったが誰もいない。
いるのは影だけ。
己の影はどこまでも俺についてくる。
俺とは一体何者なのか?
やはり寝ぼけている時はよくない。
だってろくなことを考えないのだから。
それにしてもなぜだろう?
なぜ俺は今日に限って自分の存在を己の影に感じたのだろうか?
まさに影が忍び寄ってくるそんな風に今日俺は感じた