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作者: 師走

家にうずらの卵がたくさんある、そういう時期が私にもあった。

机の上には、水切りボウルにこれでもかと山盛りになった湯で卵があって

それを家族でもすもす食べていた。

「これね、買ったら高いんよ」と母は言い

姉は「こっちこんといて」と、私が馬鹿みたいに広げた教科書類を押しやり

私は流水算を解くための妙案を思いつき「そうや、船が引き返す時は水の流れの時速3.4キロ分が加わブフォ」と咳き込んだ。

うずらの卵は、果たして何日で食い切ったか覚えていない

気がつけばなくなっていた、ような感じだ

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