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私が”彼”に出会うとき

人生何が起こるかは”ダレ”も分からない

素性も分からない「居候」との物語

なぜこうなったのか、なってしまったのかあまりにも不思議なことが起きた。

急に始まった「居候」との同居生活。素性も分からず成り行きでこうなってしまったが、この出会いは無くてはならないものだった。


私の人生は何不自由無く過ごしていたのだが、あることをきっかけとして人生は不思議な方向へ向かうことがあるらしい。


 ある寒さも落ち着き春先の暖かさが感じられるころのこと。

 母親が急に入院した。様態は全治1ヶ月の捻挫をしたとのことだ。独り娘の私は病院へ母親のお見舞いに行くことにした。病室には、足に包帯を巻いてベッドに寝そべる母親と心配な顔持ちで横に座っている父親がいた。

 私「お母さん大丈夫?お父さん来てたんだ。家のことは大丈夫なの?」

 母「あら、かよ、来たの。ありがとね!お父さんたら心配し過ぎなくらいで大変よ。」

 父「そんなこと言うなよ。家のことはなんとか出来てるから心配するな!」

 母「こんなこと言いながら入院初日にね、色々と聞かれてそれは大変だったんだから。」

 父「よしてくれよ。娘の前で。それは、休みの日に少し手伝うくらいだから、平日の母さんのやっている事は分からないし。」

 母「それはそれで大変よ!」

 父「もういいだろその話は。」

 見ての通りうちの両親は仲むつましい夫婦だ。そのおかげなのか私は不自由無くここまで育てられた。そこには感謝している。

 父「あぁ~そろそろ俺は帰るからな。じゃあ母さんまた来週な。かよも気をつけてな。」

 母「はい、はい、来週もお願いね!」

 父「お父さんも気をつけて帰ってよ。」

と、父親が帰るや否や母親が話し出した。

 母「実はね、かよに相談とお願いがあるんだけどね。」

 私「え、そんな改まってどうしたの?」

そう私が言うと、丁度看護師さんが病室に入ってきた。

 看護師「鎌原さん、調子はどうですか?」

 母「あら、丁度よかった、今娘にあの話をしようとしたところだったのよ。」

 私「あの話ってなんなの?」

聞き返しても、2人でこそこそと話していて私の声は聞こえていなかった。

少ししてから看護師さんが私に話をしてくれた。

 看護師「実はなんですけど、あまり大きな声で言えない話でして。」

 私「はぁ、」

 看護師「この部屋の角のカーテンが閉まっている場所なんですけど、あそこに実は訳ありの患者さんがいまして。」

 私「それがどうしたんですか?」

 看護師「それがですね、そこのベッドにいる人なのですが、記憶喪失でしてここに運ばれる前の記憶が無くて自分の名前も分からない状態なんです。」

 私「そうなんですか。」

 看護師「そうなんです、そこでご相談したいのですが、彼を引き取って頂けないでしょうか?」

 私「”彼”!?、ですか、」


始めてweb小説を書いてみました。

つたない言葉の表現だと思いますが、読みやすく、わかりやすくを意識しながら書いています。

お気に召しましたら応援のほど宜しくお願い致します。

  天野 タツキ

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