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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

宇宙人か少年漫画の悪影響を心配する【1000文字未満】

作者: 平之和移


地球から密輸された少年漫画をたった今処分した。子供にはバレていない。けれど気付くのは時間の問題だ。


私達ツヨスギ星人にとって、少年漫画が害毒なのは違いない。麗しい少年少女が強き相手に戦うのはいい。しかし子供への影響を気にしていない。けしからんとはこのこと。


私の子供も影響を受けてしまった。星を壊したり新たな技を開発したりなんやらかんやら。平穏に過ごしてほしいのだけれども、血気盛んだ。太陽が破壊されかかったのは心に響いた。


あんなものに影響を受けてほしくない。止める度に惑星を壊すし、銀河一つ吹き飛ぶ事件もあったのだ。ハマるならせめて少女漫画にしてほしい。これにハマった女児はみんなお姫様になったのだし。


子供へが帰ってきて、漫画を探し、私に怒った。怒鳴り声で周囲一キロメートルの者は死滅し、やけくその壁ドンで地表にクレーターができた。カッコつけている姿が痛々しい。


もうこの星もダメだ。子供達の遊びで壊される。いっそ、地球を破壊しようか。そうすれば漫画は作られないだろう。


そういうワケで。PTAのママ軍団で地球に攻め入った。


そこにあったのは廃墟だった。人類はすでに地球を脱していたのだ。


その後も人類をを探したがどこにもいない。私はツヨスギ星のアングロサクソン人として、情けなく思う。かつての私達は知略に富んでいたから、これも余裕だってだと思ったのに。

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