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登場人物・地名一覧

二章に入る前に、一章で登場した人物と地名をまとめました。わからなくなってしまったらここをご覧ください。本編であまり登場しない裏情報もあるかも?

〈人物〉


オーガスタ

曙色の髪に、藍色の瞳という、珍しい容姿を持つ少女。孤児院で暮らしていたが、紆余曲折あってフォールストン城で第二王子付きのメイドとして働くように。そのかたわら騎士を目指している。基本は無口で無表情だが、気を許すと言葉も表情も出てくる。絵心と音感がない。


ウィリアム

オルセイン王国第二王子。金髪碧眼の人形のような美少年。フルネームはウィリアム・アーノルド・エル・ルーベルシュタイン。正妃の息子で時期王太子と目されてきたが、正妃は殺害され、母を失い心に大きな傷を負った。オーガスタと過ごすうちに彼女に心を開くようになり、友人に。しかしオーガスタには勉強の面でも剣の面でも敵対心を燃やす、負けず嫌いでもある。


アリス

オーガスタと同室のメイド。おしゃべりで噂好き。リーザとマーサとよく一緒にいる。ダイスさんとは親戚にあたるらしい。オーガスタより二つ歳上で、オーガスタの親友となる。


リーザ

アリスと同期で同い年のメイド。オーガスタの友人。おっとりした性格。


マーサ

リーザと同じくアリスと同期のメイドでオーガスタの友人。サバサバした性格で姉御肌。


ジェームズ・ダイス

フォールストン家の家令。オーガスタをメイドにした人でもある。彼の家系は代々国家側に属し、領主と同等の権力をもって民のために動く人物でもある。己が認めた領主にしか仕えないが、認めると手足となって働く。


ダリヤ・メイヤー

フォールストン城のメイド長。ダイスの姉。いつもきっちりとしていて眼鏡をかけているので厳しい印象がある。実際仕事では厳しいが、優しい面も。


ライノーツ公爵

本名アレクセイ・ノートン・ロスバーン。ライノーツ公爵家当主で、まだ幼いフォールストン公爵であるウィリアムを支えるために、後見人としてフォールストン公爵代理を務める。同時にウィリアムの勉強を見ており、オーガスタのことも何かと気にかけている。愛妻家で妻のカレンとは恋愛結婚。結婚までには何やらひと騒動あった模様。


カレン先生

ライノーツ公爵夫人。オーガスタの礼儀作法の先生となる。おっとりした雰囲気だが、授業は厳しい。


ルイ

フルネームはルイ・ノートン・ロスバーン。ライノーツ公爵家の三男。いつも敬語で丁寧な物腰だが、父と同様腹黒い一面も……? 今は侍従のような役回りになってしまっているが、将来的にはウィリアムの側近になる予定。本人はオーガスタ以上にウィリアムの友人になれることを夢見ているが、すでにウィリアムは割と彼のことを友人として認めている。ウィリアムより三歳年上。


エイド・ルーレント

ウィリアムの護衛騎士の少年。ローゼンハイン老師に師事する。老師はまだ彼のことを一人前と認めていないが、チャラいくせに意外と強い。オーガスタにとっては少し苦手なタイプのようである。ウィリアムたちとは5歳差。


ローゼンハイン老師

エイドの師匠で、同じくウィリアムの護衛騎士。もうそこそこ高齢だが、かつては伝説の騎士と呼ばれたほどの力量を持つ人物で、今もその腕は衰えていない。オーガスタにも護身術を教えている。


アラン・ザッハーク

第16騎士団団長。オーガスタを保護した人。黒髪で大柄な体躯。面倒見が良い。せっかちな性格だが重要な局面では冷静に物事を判断する。第16騎士団は平民であっても実力さえあればなれるので、彼は騎士団のなかでは珍しい平民の団長である。


ジーク・オーウェン

第16騎士団副団長。厳つい顔のオネェキャラ。オーガスタに才能があることを見出し、オーガスタを騎士にしようとした人。アランとは気安く話す仲。


アレクサンダー・ロッシュ

騎士の青年。子供好きだが顔が厳ついせいでよく怖がられる。実力主義の第16騎士団の中で珍しく貴族の家柄で、よくそのことで団員に揶揄われている。愛称はアレク。


ミィナ

孤児院のオーガスタの姉。孤児院では何かと誤解されやすいオーガスタを守っていた。明るくて世話好き。オーガスタより二つ歳上で、孤児院を出たら娼館の洗濯婦になることが決まっていた。


ユーリ

孤児院のオーガスタの妹。オーガスタはその性格のせいで子供からは怖がられるが、ユーリだけは懐いた。オーガスタが孤児院を出た時は4歳だった。


ラルフ、ジーン、シェイド

オーガスタが出会った狩人たち。始めはアイルラン伯爵の使者の護衛だったが、オーガスタを助けた。人が飢えることのない国イノリッシュに行くことを夢見る。ラルフは頬に傷がある大柄な男、ジーンは優男風で語尾を伸ばす癖がある。シェイドはオーガスタより少し歳上の少年。最近若干の反抗期。


親父さん・女将さん

宿屋「やすらぎ亭」を経営する夫婦。ラルフたちはそこの常連で、彼らの頼みでオーガスタを助ける。


アイルラン伯爵

オーガスタを連れ去ろうとした張本人。


ライ

人身売買組織「猫の手」の者。珍しい容姿をもつオーガスタを狙っている。


〈地名〉


ルノン地域

オルキス山脈の西側を指す。オルセイン、イノリッシュ、ブルーノなどがある。


シノン地域

オルキス山脈の東側を指す。オレーシア帝国などがある。


オルセイン王国

オーガスタのいる王国。ウィリアムの父が治めている。百年前の戦争によって前王朝が滅びたことを教訓に、貴族は王家を擁護する王家側と国民を守る国家側に分かれている。


イノリッシュ王国

オルセイン王国の隣の国。約1000年以上続く、非常に歴史の長い国。言語はルノン語を話し、女神信仰が盛んな国である。土地は豊かで作物が多く実る。不毛の土地に侵食されていない国でもあり、その為他国からの侵略を度々受けてきたところでもある


ブルーノ王国

オルセイン王国の隣の国で、オーガスタが売られそうになった国。


不毛の地

作物の実らない砂漠地帯。ブルーノやオルセインはこの地に侵食されつつある。これが原因で戦争になったこともある。


フォールストン領

代々フォールストン公爵家が治めている領。オーガスタのいる孤児院もここにある。親父さんたちがいる領都とは、フォールストン城のある街のことを指す。イノリッシュ王国とブルーノ王国の両方に接する土地のため、防衛の面では重要な地。国家側に属する。


ライノーツ領

ライノーツ公爵の治める地。王家側に属する。


アイルラン領

アイルラン伯爵が治める地。国家側に属する。オレーシア帝国に近く、貿易が盛ん。

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