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「…GG!GG!」

さっきからニアが何度も私を呼んでいた。

「ニア。すまない」

「一体どうしたの?」

「君の家族写真に驚いただけだ」

「うちはいたって普通の家族だわ!両親と私と弟」

「お父上はどうされている?」

「…2年前から行方不明よ」

私はあることに合点がいった。

ニアの父親も私で、私がテレポーテーションの途中で強く呼び止められたニアの思念はその父親譲りなのだ。

弟…。ニアに弟がいる?!

ではその弟も何かしら力を持っているかもしれない。

「ニア。君の弟はどんな人物だい?」

「成績優秀で大学で哲学を専攻しているわ」

「そうか」

「名前はビルといって、自慢の弟よ」

「最近の写真はあるかい?」

「残念ながらないわ。でも父の若い頃にそっくりよ」

そこに、ピースがある。集めなければ!

声が言った。今までアクセスしたことのない声だった。

「ニア。ビルに会いに行こう」

「なぜ?」

「謎が解ける」

ニアは戸惑っていたが、仕事を早めに終えてからビルに会いに行くことを承諾した。

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