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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

零の魔法師 ~無気力な最強魔法師は極秘任務で日常を知る~

作者:クロム
――その日は突然訪れた。
 
 人類だけでなく、世界にとってもそれはあまりに唐突な出来事だった。

 温暖化の末に氷河期に突入した地球は、徐々に生物が生存出来る環境ではなくなっていた。
そんな中、人類は科学力の粋を結集し、核融合による人工太陽を作り出すことに成功した。
気候が安定したことで、人々がようやく普通の生活を取り戻し始めたその時、人々の希望であった人工太陽が暴発を起こす。

 この大爆発と併発した数多の自然災害により、世界の大陸の半分が消失。
残った地上も4つの大陸群に分断され、世界には瘴気が蔓延した。
瘴気の影響により、世界中の生物の数が激減し、人もまた多く亡くなった。
瘴気に感染して生き残った動物は突然変異で魔物化し、人を襲うようになった。
そうした影響もあり、世界の人口はおよそ3割にまで減少した。

後に、世界に破滅をもたらした「輪廻の大厄災」として語り継がれる悲劇であった。

 残された者たちは、魔物の脅威に対抗するため、そして世界復興への手段として、「魔法」を発明する。
大厄災の影響もあり、科学に忌避感を抱いた人類は、魔法による生活が中心となっていった。

 4つに分かれた大陸はそのまま国を形成し、各国は魔法の開発及び魔法師の育成に注力するようになる。
国力を計る基準は科学から魔法へと変化し、個人を計る基準も魔法の能力に依存するようになった。

 大厄災発生から100年が経ち、魔法は大きく発展したものの、未だ世界の復興が進まない中
人類は世界を元の有るべき姿に戻すべく、魔物の脅威に耐えながら奮闘を続けていた。

 東の大国フォーレスで生を受けたレイは
出生直後の魔力計測で異常値を示し、それが瘴気の感染による可能性があると診断を受ける。
潜在的に魔物化の恐れありと判断されたレイは、その存在を世間に秘匿された。
しかし、魔力の異常性は認めつつも、その力を捨てることを惜しんだ国王の意向により、
レイは戦闘魔法師として徹底した教育を施される。

 15歳となったレイは、既にフォーレスで並ぶ者の無い最強の魔法師となっていた。

 その後も軍の「特殊部隊」に所属し、公表されることのない裏の任務をこなす彼に、ある日重要な極秘任務が課せられる。
その任務内容は、魔法学院に入学するフォーレスの王女、サラ・ソルフォードを
卒業まで護衛せよというものだった。
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