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いつかの未来まで  作者: 葉月
生い立ち
3/5

人間と鬼の赤ちゃん

「人間の成長は、なぜあんなに遅いの?」


ふいに思った私は、母様に尋ねた。

だって、生後半年と言われる私は、すでに立って歩くことができる。


そりゃ、父様や母様みたいに、高く飛んだり、鬼火を出すことはできないけれど…


今はまだ、母様から生気(エナジー)を貰って、飢えをしのいでいる。


そう考えると、人間の赤ちゃんと、あまりかわらないのだろうか… 


「人間はね、すぐには自分で立ち上がることや、生きる術を持って生まれてはこないのよ。だから、母親が子供が大きくなるまでは、側にいて面倒を見てあげているのよ。」


母様は、私の疑問には、いつも優しく丁寧に教えてくれる。


母様は本当に優しい。

父様も、鬼らしくない母様が、とっても大好きなんだって。


でも、少し人間が羨ましい。

だって、私たち鬼は…


3歳になれば、ある程度自分で生きていく必要があるから…


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