3.断食のすすめ
今でも、よく小説の参考に見に行くのは、青空文庫に無料で提示されている大宰治や、萩原朔太郎の文章だったりする。特に太宰治のヴィヨンの妻は、好きで、何度も読み返しに行っている。現在の作家さまも好きな方はたくさんいらっしゃるのだけれども、参考に読み返したりはしたことがない。参考にしたくなる文章は、決まってこのお二方で、かといって模倣出来るわけでもなく、見に行く度に、雰囲気が好きだなぁと見入ってしまう。
お腹がすいているときって、何でもよいからお腹に入れたいと思われる派だろうか?私は、実際そうだけれど、最近、良くないなぁと思ってしまっている。まぁ、食欲と書きたい欲?を並べて似たようなものか?と、思考してみたわけだが、まぁ、どうだろう?私は、似てると思っている。何かを吐き出したいって欲求はそういった本能により近いような気がしているから。書きたい欲、読みたい欲、にも、色々あるんだろう。たとえば、食欲と似たようなもの……と、並べて思考してみると、読みたい欲、書きたい欲の方々にも、食の好き嫌いのように、色々あるのだろうし……。たとえば、雑食でも良いわ!むしろ大好き!という方がいらっしゃったり、いやいや、好きなものしか要らん!という偏食派がいらっしゃったり、苦手なもののみ読もうぞ!という悪食派?などがいらっしゃったりするのだろう。ふむ。(作者は、真面目です)
私は、食と同じで、創作も雑食派だと思う。なんでも、心の琴線に触れれば読むし、見るし、簡単に受け入れる。……でもさ、それがよくなかったりするのかなぁ……なんて、最近、反省していたりするのだ。全てが万事、そんな調子で適当だから、作者は妙なトラブルに巻き込まれたりしやすい。そうして、感情が面倒臭くからまりがちになるものだから、自分だけ気持ちに尾を引く……なんてことも非常に多いのだ。
断食のすすめ。始めてみようかしら。なんて、思い始めたのだ。作者は、意外と純粋なところがあるので、一途になろうと思えばなれたりする。(本当に適当だ)本当にしたいと思うこと、書きたいと思うこと、……そんなものすら、見つけることが難しい私は、雑食派になるべくしてなったのだと言える。食についてだって、よりおいしいものに出会いたいという探求心?は常に全開だし。
まぁ、書きたい欲の熱量を大きくするには、それにのめりこむことが一番わかりやすい。今の私は、なにを書きたくて、なにを求めているのか。断食をしてみて見極めてみよっかなぁと思ってみた次第だ。(適当)まぁ、これは、根が雑食の奴が、根は純粋ですよ宣言をしたようなものだと思ってくれてよい。(作者は真面目だ)まぁ、適当に見えるかもしれないが、好きなもの探ってみようかなと思ったってことだ。……好きなものというには曖昧過ぎて語弊があるのかな。胸がわくわくする方向性の作品作りはどんなものかという私自身に語り掛ける作業かな。夢を探すのに似てる。
まぁ、私は、職業的な夢はついぞ見れてはこなかったがな。
今回は、ここまで。
また、次のテーマでお会い出来たら嬉しいです。ここまで、読んでくださり、有難う御座います。