21.忘れられない小説
忘れられない小説は、これまで生きて来た中で沢山あるが、今回は、この方のことを話したいなと思う。
灰谷健次郎 の兎の眼 というお話だ。灰谷健次郎さんの兎の眼に感銘を受けすぎて、直ぐに灰谷さんの無人島でのエッセイの話まで手を出した。
私の少ない語彙で何か言うと、この素敵すぎる小説を汚してしまいそうで、こう書きだしたが良いものの、これ以上小説の中身まで言いたくない。
詳しくは、読んでください。としか言えないので、この小説の中身などは興味があられる方は読まれてください。……このようなサイトさまに来られる方なのだから、既に読まれている筈かもしれず、その時は失礼いたしました。
この小説を読んだときの私の感覚と言ったら、無かった。色々なものが刺激されて、なにかいいしれぬものを感じた。それに小説に出てくるお料理がやたら美味しそうで、もう色んな意味で、私はこの小説の世界観の虜になったんだ。
子供たちの世界を描くことはとても難しいと私は思う。
素敵な児童文学は沢山目にしているし、憧れるけれど、
私にはすごく難しい。一度挑戦した、こちらで書いたカジュアルだって、何故かホラーに突き進むことになった問題作だし、難しい。
それとも、私は物語の中にのめりこむ真剣さが足りなかったのだろうか、
小説というのは本当に奥が深い。
意味が解らない程だ。
だからこそ楽しいのだけれど、
だからこそ、怖いものなのだと思う。
……またぐちゃぐちゃになってしまった。
難しい。