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200文字小説集 vol.2

彼女の正体をあいつは知らなかったから…(200文字小説)

作者: 日下部良介

 あいつは知らなかったんだ…。


「あいつ嫌い」

 彼女が僕に愚痴る。

 あいつはいつも彼女に嫌がらせをする。

「やめさせて」

 彼女は僕に懇願する。

「一応、注意はしておくよ」


「あの子にちょっかい出すのはよせ」

「お前には関係ないだろう」

 まあ、そうだけど…。

「どうなっても知らないぞ」


 あいつはやめなかった。


「消す!」

 とうとう彼女がキレた。


 それ以来あいつを見た者は居ない。


 あいつは知らなかったんだ。

 彼女が死神だということを。




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― 新着の感想 ―
[一言] 最近はこんな事件も多いから妙に怖いです。
[一言] 最後のオチに、衝撃でした。 しかも彼女の、「消す!」の一言。 直球で、すっきりしたのは私だけでしょうか?
[一言] 拝読しました。 死神ビールを思い出しました。
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