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詩*あなたと*

ドライブ/Fly Me to THE moon

作者: a i o

夜の国道は

滑らかに前進

まばらなテールランプ

背の高い街灯


遠くへ行きたい、

私のわがままに

車を北へ走らす君は

なんだってお見通し


助手席で体育座り

地上から少し

遠ざかりたくて


目に飛び込む

まだこれからな街の光

喧噪を遮断するパワーウィンドウ

落ち着いた声の

ラジオパーソナリティ

巨大な子守歌に包まれ

ただ流れる景色を見てる


帰れない場所なんて

ここにはもうないって

知ってるけど

君は迷いのないハンドルで

北へ北へ

渡れない海が近づいて

薄着の観光客の熱

誰かの非日常を味見して

夢の端っこを齧って

その続きが欲しいわけじゃないけど


サイドミラーで別れを告げる旅

帰り道には目を閉じるから

君はそのまま

北へ北へ

海を渡って

空を越えて

月にだって連れてってみせて

夢の端っこを齧って

その続きが欲しいわけじゃないけど

薄い瞼の向こう

子守歌をうたうことを止めないで








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― 新着の感想 ―
[良い点] わたしは海へ憧れる 今も繰り返しているだろう あの波に 何のためでもなく 誰のためでもなく ひたすらであり それでこそ 波であるから [一言] 好きです。 この感じ。 歌詞のようです。 ど…
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