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天才と凡人と無能と  作者: Yuuki_Sizuku
天道会
8/8

五話 月夜会の存在

学校生活を書こうとしたら2000文字オーバーしたから次話に移行します!

天道会に入って数日が経過した。

そして今の時刻は午前6時59分、一日で一番嫌いな時間だ。

何故かって?

あと一分経てば嫌でも分かる。


ぶー…ぶー…。

ジリジリジリジリ…。

色んな音を起てて時計やアラームが7時丁度を知らせる。

これが一番嫌いだ、退屈な一日の始まりを告げられる。


純一「あー……寝るか」


なので二度寝。学校は大丈夫かって?

安心しろ、もう30分もしたらまた嫌でも起きなきゃならない。


ピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーン。

家のチャイムがなる、もう30分経ったのかと驚きながら玄関まで行き、そしてドアを開ける。

ドアを開けたら彩月が待っている、それが日常だった。


千葉「遅いです、遅刻しますよ?」


純一「え、千葉……さん?」


千葉「見て分からないですか?」


純一「……」


そう、なぜか千葉ゆづきさんが来ていた。家も教えてないのになぜか来ていた。


彩月「ほんと朝弱いよね、純一」


純一「さ、彩月!!」


彩月「何ー?」


純一「なんで千葉さんがいるのか教えてくれ」


彩月「だって、友達だから一緒に行ってもいいのかなーって」


純一「友達?」


彩月「純一は私を置いてゆづきと二人っきりでデートの約束してるもんねー?」


純一「デート……あ、そういえばそうだったな、デートじゃないと思うが」


千葉「失礼ですが佐藤さん、早く着替えてもらえませんか?」


純一「え、もうこんな時間か」


千葉さんの怖い笑顔を見たら危険、と天道会の人たちは口をそろえて言う。なので機嫌を損ねないうちに急いで着替える。

現在時刻は7時43分、学校に到着しなければならない時間が8時15分、やばいな。


純一「千葉さん、彩月、走るぞ!!」


彩月「ええ!?」


千葉「はぁ……はい」


そして体内時計では8時のはず、学校までもう少しまで来たのだが。


彩月「純一、待って、速いよー」


純一「あー……悪い」


彩月が俺に合わせた速さで来たために早々にダウン、千葉さんは余裕らしい。

こうなったらアレを行うしかないのか……!!


純一「彩月!」


彩月「なーにー?」


純一「……乗れ」


彩月「え、ええー!?」


千葉「佐藤さんってよく堂々と言えますよね」


何も変なことをしてるわけじゃない。

ただのおんぶの姿勢。

彩月は軽いので結構速く走れる計算だ。


彩月「一回だけだよ!?」


純一「分かったから早く、千葉さん走れる?」


千葉「余裕です」


純一「じゃいくぞ」


学校の正門についた、時計塔を見ると12分、ぎりぎり間に合ったようだ。

ホッと一安心して彩月を降ろす。


純一「到着っと」


千葉「間に合いましたね」


彩月「ありがとう、純一」


元はと言えば俺がいっつも彩月に任せっぱなしなのが悪いのだが、こうもお礼を言われると照れる。


純一「気にすんな、じゃ早く入るぞ」


千葉「佐藤さんが悪いんですけどね」


純一「……分かってる」


そして正門に立っている先生に名前を記入してもらう。これでもう平気だ。

さてまた寝るか、今日はめんどくさい授業ばかりだしな。


千葉「昼から天道会の仕事で食堂に集合です」


純一「了解、じゃあなー」


千葉さんと彩月はクラスが違うので別れる。自分のクラスに入ると、馬鹿騒ぎが起こっていた。内容は夏休み明けの月夜会の対応である。

天道会主体のこの学園に月夜会主体の別の学園の生徒全員が入ってくる。

もちろんこの学園は工事によりもっと広くなるが、問題はそこではない。

天道会は歴史を大切にする古臭い集団と言ってもいい。だが月夜会は新しいものを次から次へと取り組む、古臭い集団とはまったく真逆の集団なのだ。

現に天道会の古臭さを捨てて月夜会主体の近未来的な学園に移った人もいる。

もし二つの真逆の生徒会が同じ学園内に存在することになるとすれば、月夜会校舎が近未来的な作りで、天道会校舎が古臭い作りとなるかもしれない。

そうすれば便利さに気付いた天道会主体のこの学園生徒が月夜会に移動するということも起きるはず。もし一人がそうなったらまた別の一人が便乗して移動、これが繰り返されたら天道会は致命的な結果を宣告されることになる。

それは人数の関係上の天道会解散後、月夜会が完全主体の学園になる。


生徒A「純一! おい純一!」


純一「……ん?」


生徒A「天道会に入ったお前からして月夜会の対応はどうするべきだ?」


純一「とりあえずは様子を見る、その結果から争うか共存するか決めるべきだと思う」


何も、まだ向こうが敵とは限らない。

まさかの生徒会どうし頑張りましょうとかがあるかもしれない。

そうすればこっちが敵意を見せる必要ななく、平和にやっていけるはずだ。

逆に向こうが敵意丸出しできた場合はしょうがない、校内戦争だ。

さすがに暴力はないと思うが、向こうが上から見てきて喧嘩が起きるなど不確定要素がたくさんある。故に様子を見なければ動けない。

天道会に入って数日経つが、これは同じ名前の学園の別組織との生存を賭ける勝負。

負ければ月夜会が、勝てば天道会が主体となり、この学園はまた平穏を取り戻す。


「……あーあ、本当に面倒くさい」


まだ夏休みまで時間はあるが、様子を見ると決めたのでやることがまったくといって無い。

だが対策は練っておく必要がある、面倒くさいが。今日は二時間使っての作戦会議だったが、俺の意見で様子見と決まったこのクラスは、あと一時間三十分やることがないため寝ている。


純一「はぁ、三時間目は国語か、面倒くさい」

この作品、2500文字の文章でやっていこうかな(絶望)

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