四話 暇な日常からお別れ?
設定を色々考えてきました!
不思議頭なので設定も不思議に……w
やっぱり文字稼ぎしようとすると意味不明駄文になる。
今は放課後、部活動やら委員会の会議やらがある時間。俺は帰宅部兼無所属なので放課後はすぐに帰宅出来る……はずなのだが何故か生徒会に呼び出され、こうして生徒会室の前に突っ立っている。生徒会室に人の気配はなく、声も聞こえないので入るに入れないからだ。
純一「すみませーん」
コンコン、とドアを叩くが反応はない。
石塚「あらあら、佐藤さんですか?」
純一「あ、はい。生徒会の人ですか?」
石塚「そうですよー」
純一「呼び出されたんですが」
石塚「あぁ、会長が勝手にねー」
純一「え、じゃあ来なくても?」
石塚「会長が勝手に呼び出したけど、私達も集まるのよ」
純一「うーむ……」
石塚「あ、私は石塚美智ね、会計よ」
純一「あ、よろしくお願いします」
一礼して状況を整理したけど、他の人達は果たして来るのか。
石塚「中に入りましょ、お茶出すわ」
純一「ありがとうございます」
生徒会室。初めて来たし、見た目も想像していたが、なんか違う。
窓がでかいし、椅子はソファーで机はガラス製の長机。カーペットは赤と茶色の混じった物で、決して床ではない。見るからに豪華な感じ。
純一「……すごいな」
石塚「でしょう?」
純一「はい」
石塚「天道会の中でも二番目に偉い所ですからー」
純一「天道会?」
石塚「えぇ、この学園系列の生徒会で、天道会とは別に月夜会もあるのよー」
純一「え、えぇ?」
説明を受けて、まとめてみた。
この稲葉学園は二つあるらしく、俺が居る稲葉学園は天道会主流の学園らしい。
俺が居ない方は月夜会主流で、天道と月夜で争いが絶えないと言う。
そして驚くことがもう一つ、二週間後に始まる夏休み。その終わりの夏休み明けに、二つの学園が混ざるらしいのだ。つまり争いが間近に起こると言うことで、どうなるか分からない。
学園で人気らしい俺を天道会に入れて、指揮を上げようということだ。
天道「あぁ、もう来てたのか」
小さい子が入ってきた、それに千葉さんも。千葉さんは三年だからもう一人の小さい子は一年だな。
純一「こんにちは」
天道「あぁ、こんにちは。美智に言われたかもしれないが、佐藤さんには生徒会に入ってもらいたい」
千葉「お願いします、佐藤さん」
石塚「まず全員集まってからにしましょう。天道会長と千葉さん」
天道「あぁ、そうだな。いきなりすまない」
千葉「いいですけど、大人しいキャラは似合わないですよ、美智」
石塚「似合わないとは何だ、似合わないとはー!!」
純一「!?」
驚いた、いい人だなと思っていた石塚さんが豹変した。というか生徒会ってこんな人だらけなのか……?
彩月「また騒いでるの? みっちゃん元気だよねー」
岡本「うるさいよ美智、何かあったの?」
米持「そうそうミッチーはいつもうるさいよねー」
天道「お前ら来るの遅い!」
千葉「では美智を黙らせて自己紹介しますか?」
石塚「黙るから怖い笑みしないでゆづきさん!」
もうやだこの生徒会……この人達に天道会の未来がかかってんのか。天道会の奴ら、ドンマイ。
千葉「佐藤さん、私達が居る稲葉学園は全員天道会員ですよ」
純一「争いに巻き込むなこの野郎!」
彩月「あはは…しょうがないよー」
争いは嫌いなんだよ、めんどくさいから。
千葉「めんどくさくても決めてください」
何で心が読めるんだよ……。
純一「千葉さんは争い好きか?」
千葉「まぁ好きではないです」
純一「だろ?」
彩月「はいはい、どーせ私には聞かないんでしょー?」
艦これ「当たり前だ、知ってるし」
天道「はい全員集合、席に座れ!」
そして自己紹介が始まった。
天道「まず私から、天道会会長。高等部一年の天道陽姫だ」
彩月「私は天道会のプログラム係……まぁ行事とかで力を発揮する係なんだけど、結構楽しいよ?」
石塚「天道会会計、二年。石塚美知。キャラとか作らないでいくからよろしくー」
米持「私は天道会の書記の三年、米持椎名。ミッチーもよろしくね」
千葉「食堂係の三年、千葉ゆづきです」
金澤「天道会副会長の金澤歌奈ですー、三年で同じクラスだったわねぇー。よろしくねー」
岡本「美智がうるさい様ですまない、指導係の岡本隆だ。よろしく、ちなみに一年だ」
鈴木「高等部天道会顧問、鈴木圭悟だよ、よろしく」
純一「えっと、佐藤純一です」
千葉「なんで佐藤さんまで自己紹介を?」
純一「空気を呼んだ結果だ」
彩月「空気って?」
凄い場違いな気がするがちゃんと自分も自己紹介しなければと思った。
しかし男子の数が少ない、二人とか浮くなぁ、俺が入れば三人か。
天道「で、佐藤さんはこの天道会に入るのか、入らないのか。決めてくれ」
純一「ひとつ質問があるんですが?」
金澤「なんでも聞いてくれて構わないわー、ねぇ陽姫?」
天道「あぁ、構わんさ」
純一「生徒会長、一年で小さくてほんとにやる気あるんですか? もっとこう、威厳のある人が会長をやったほうがいいかと」
米持「……ふふふ、確かに何でも聞いてとは言ったけど」
彩月「ダイレクトだねー」
天道「……みんな、笑うな」
岡本「まぁ会長は一年でも背が小さいからな」
天道「岡本、いい度胸だな」
なんか聞いちゃいけないことのような気がする、聞けって言ったのはそっちなのに。2分くらい経ったが返事がない、また聞き直すか。
純一「で、やる気はあるんですか?」
千葉「佐藤さん、会長の名字思い出して」
純一「天道さん……それがどうかしたか?」
石塚「天道会は陽姫の家系と深く関係していて、それで陽姫が会長なんだよ」
純一「こんな小さい人が会長でいいのかなー」
天道「わ……」
純一「わ?」
天道「私お前嫌い!!」
金澤「あらあら、よしよし」
天道「撫でるな歌奈ー……」
金澤「見栄を張ってるように見えるけど、こう見えてかなりの人望とかあるのよー」
米持「普段の陽姫ちゃんは可愛くて人気もあって、ファンクラブもあるんだよね」
純一「ふーん」
千葉「で、佐藤さんは入るんですか?」
純一「あぁ、千葉さんが入ってって言うなら入るけど?」
彩月「ちょっと、私には言わない事を何でゆづきには言うのさ?」
千葉「……私は入ってほしいです」
純一「おし、入るよ天道会」
彩月「え、無視? むしろ無視された方が良いのかな、むしだけに」
全員「……」
彩月のダジャレのせいで静かになった生徒会室で顧問の鈴木先生が手を叩いて注目を集めた。
鈴木「さて、顧問の私が言うのもなんだが、簡単に決め過ぎでは?」
純一「いいんですよ、暇だし」
天道「じゃあ佐藤の係を決めようか」
石塚「会長にさんせーい!!」
米持「ミッチーうるさい、私も賛成!」
千葉「私も賛成。時間があれば最初は手伝うから頑張ってください」
純一「千葉さんが唯一の希望に見える」
千葉「そうですか?」
彩月「あーあ、私は希望じゃないんだ?」
純一「まぁな……では、何の係が余ってますか?」
天道「生徒会長の私が教えよう、生徒会長の私が」
純一「はいはい、早く教えてください」
天道「……美化と食堂と指導」
純一「美化はめんどうくさいからパスで、指導もめんどうだしなぁ」
千葉「では食堂に入ってはどうでしょう私は慣れましたし、教えられますよ」
純一「じゃそれで」
鈴木「本当に簡単に決め過ぎじゃないか……?」
新しくやる事が増えたな、明日からどうなるのだろうか、お終い。
天道「おいまて佐藤。これ明日から着て来い、天道会生徒の制服だ。生徒会長の私からのプレゼント」
純一「あぁ、これが一風変わった制服か、ありがとな」
天道「お礼、言えるんだ……あえっと……明日からお前は天道会の一員だから……頑張ってね?」
石塚「おー、会長も照れちゃって可愛いね」
純一「任せとけ、小さい会長さん」
天道「小さい言うなー!!」
金澤「よしよし、小さくて可愛いから大丈夫よー」
天道「歌奈ー……」
明日から本当にどうなるのか、お終い。
意味不明駄文、せめて意味不明か駄文に直したいなぁ