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天才と凡人と無能と  作者: Yuuki_Sizuku
天道会
6/8

三話 予測不可能

なんか長く書こうと思った、その結果が意味の分からない文章。

四時間目 ~国語の授業中~


この時間帯は昼の前ということでよく生徒が騒がしい。しかしこの時期の国語科は違う。


純一「はぁ……卒文か」


純一「あ……昼飯どうしようかなぁ」


高等部卒業まであと三ヶ月、なので三年はかなり忙しい。


飯塚「何か言いましたか? 佐藤さん」


先生が質問してくる、考え事をしている純一には無力な一言を。


飯塚「佐藤さん?」


飯塚「佐藤さん!」


純一「…え?」


飯塚「質問はしっかり言ってください」


純一「質問?」


飯塚「さっき言ってましたよね?」


この先生は飯塚智恵子(いいづかちえこ)で、国語科担任の一人。そして俺が嫌いな先生の一人。

この先生は妄想激しく、年寄だからか自分の間違えを簡単には認めない。

だからあの先生には合わせるしかない。質問の内容を考えないと……。


純一「卒文は何時までですか?」


飯塚「今日の国語は卒文だけですよ」


純一「ありがとうございます」


そしてまた沈黙。


~ピーンポーンパーンポーン~


昔懐かしい音を響かせてチャイムがなる。


クラス全員「この度はありがとうございました! また授業をよろしくお願いします!」


授業の終わりにいつもこう言うのが高等部生徒会の決まり。そしてクラス長がドアを開けて先生に一礼、くだらない。

この学園には初等部、中等部、高等部に生徒会がある。そして高等部の生徒会は、先生に感謝することをルールにした。

クラス長は金澤歌奈(かなざわかな)で、生徒会書記かなにかだった気がする。そして昼、食堂に沢山の生徒が来る。


純一「何食おうかな……」


いつも弁当は彩月が作ってくれる。でも彩月は生徒会の用事で居ない。久しぶりにくる食堂の中、食べる物を決める。


純一「麺類……飯類……肉類……」


学食のメニューの多さに感動する、やっぱり凄いなここ。


純一「無難に飯類かな」


飯類だけでも沢山のメニューがある。


純一「よし、丼か中華だな…ほんとに何食おうかな」


千葉「丼は親子丼、カツ丼、エビ天丼、海鮮丼があります。中華は炒飯、回鍋肉、麻婆豆腐、エビマヨで、おかずに八宝菜とチンジャオロースがあります」


知らない女子が説明してくる、本当に知らない女子が。


千葉「佐藤さんは何を食べるの?」


純一「えっと…お前誰?」


千葉「え……私は食堂係の千葉(ちば)ゆづきです」


純一「食堂係?」


千葉「掃除、料理、片づけをする生徒会の係です」


純一「ふーん、お前も大変だな」


千葉「何を食べますか?」


純一「無難にカツ丼」


千葉「しばらくお待ちください」


そう言って行ってしまった。待てと言われたので待つしかなくただじっと待っていた。


千葉「お待たせしました、カツ丼です」


純一「あぁ、わざわざどうも」


千葉「では食べましょう」


純一「おう……いやお前も食うのかよ」


千葉「はい、今週は料理当番ではないので」


純一「まぁいいけど」


千葉「みんなで食べたほうがおいしいですよ、気持ち的に」


純一「二人だけどな、いただきまーす」


千葉「いただきます」


旨いなこれ、彩月の弁当も旨いがこれも旨い。とか思いながら食べてた。


千葉「佐藤さんって丼好きなんですか?」


純一「まぁ好きだな、無難って理由で選んだが」


千葉「では今度一緒に食べに行きます?」


純一「はっ?」


千葉「良い店、知ってるんですよ?」


純一「良い店?」


千葉「この学園系列のお店で、メニューの量は負けますが、味は同じですよ」


純一「っていうかさ」


千葉「はい?」


思ったこと言っていいよな、このパターンは。


純一「会って何十分かでよく誘えるな」


千葉「……え?」


なんかまずいこと言っただろうか、やっぱり言うべきじゃなかったかな。


千葉「忘れてます……?」


そう言われてハッとした、ヤバいなこれ。ほんとに覚えてない。


純一「えっと、あぁ、覚えてるよ、あのあれ……」


千葉「名前言いましたよね」


純一「あ……」


すっかり忘れてた。名前くらい言わないと忘れてるのばれるよな、完全に。


純一「な、何年生だっけ?」


千葉「高等部三年、陸上部」


純一「あははは……すまん、許してくれ」


千葉「許す代わりにお願いがあります」


純一「おう、何でも言ってくれ」


千葉「さっきの食べに行く話」


純一「おぉう……」


まさか……でもないよな、許すためのお願いをそんなことに使うわけが……。


千葉「行きましょうね」


純一「ハイ」


そのまさかだった……。


純一「でも食いに行くなら普通に言っても行くのにな」


千葉「なら変えましょうかね」


純一「いやまて、怖い笑みをするな」


千葉「まぁいいですけど、必ず行きましょうね」


純一「おう」


こうして予測不可能な昼飯と昼休みが終わった。

ゆづきさんは活かしたいですね!

ヒロイン一人のはずが二人になるかも。したらもっとおかしな文章になるけどね。え? 手遅れって?

そ の と お り 。

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