一話 場所を考えて発言しましょう
今回は二人登場します、変わらないクオリティーその名も駄文
純一「さてと……」
めんどくさい奴らから逃げて、図書館についた。ここなら読んでいるとこを邪魔できないだろう。
ここは学園だからか『図書室』ではなく、図書館と呼んだほうがあっている気がする。まぁ本なんて地獄の一丁目位な程嫌いなのだが。
テストで満点に近い点を取ったのが原因か新聞部やら野次馬やらが沢山寄ってくる。
純一「はぁ……満点取らないと意味がないのにな」
意味もなく言った独り言が、そうでなかったらしく。
彩月「純一は天才なんだから、満点じゃなくても凄いことなんだよ?」
いきなりとなりから顔を出す彩月。
純一「近いぞ邪魔だ」
彩月「ごめんごめん」
純一「またお前はどこから沸いた」
彩月「純一の居るとこならどこでもっ!」
笑顔で言うな、可愛すぎる。
でもお前は間違っている! とかいうツッコミは傷つきそうなのでオブラートに包んでみる。
純一「じゃお前は男子トイレでも沸くわけだ」
彩月「えっ……えーそれは……うーん……」
笑顔からすぐに困った顔に変わる。見てて楽しいな。まだ考えている様子でうーんと呻っている。
彩月「……純一がトイレからでた瞬間抱きつく」
純一「はっ?」
彩月「純一がトイレからでた瞬間に抱きつく!!」
……。
『図書館』に高い声が響く、そう図書館にだ。
彩月「……あ」
純一「……場所を考えて発言しましょう」
しーん、この効果音が一番あっているような気がしてならない。
こ れ は ひ ど い