投稿される小説について思うこと4
まあ、今回4回目といいますか、愚痴の垂れ流しであります。
感想で書くと明らかに荒れると思われますのでこちらの方で
よく、安易に性的な暴行をつかう小説が見受けられます。
まあ、簡単に戦争の悲惨さ、いろんな悲劇を前にだすのにはやりやすいので、簡単に使いたくなるのはわかるのですが。
ぶっちゃげで書かせていただきますと、作風考えてますか? という事なんですね。
急転直下で世界が変わるのは起承転結で必要な部分があるのでしょうがない と思えなくもないですが
それ、なろうで必要か? という感じです。
いや、なろうで描写してるいい作品もあるじゃん
というものもありますが・・・。
それ、読む設定年齢高めに設定してるよね
という事です。
もちろん文体、構成、そのあたりもかなりがっつり作らないといけませんし、矛盾も極端に少なくしないといけません。
敵もある程度明確にしないといけませんし、事前に匂わせないといけない伏線も多く必要です。
以前、欠けた物は戻されなくてはならない と書かせていただきましたが
家族やヒロインがそういう事にあわされた後、何をもって主人公の奪われたものを戻すかという事になります。
主人公の起爆剤として用いたのならば、それを行ったものから「すべて奪い返さなくてはならない」のです。
それが終わった後で主人公がなにをその先に積み上げていくか、それが主人公の成長となるのです。
復讐はなにも生み出さない という話はよく言われます
ですが、復讐をしなくては始まらない(欠けたものを少しでも埋めることができない、つまり妻子の被害を加害者の被害でうめるわけですね)という話もよく言われます。
恩讐を乗り越えて という話もありますが、それは復讐を捨ててなお主人公が受け取るものが大きい場合のみです。
つまり、それがない以上、復讐はなされなければならないのです。
その復讐が何になるのか、それは書き手の皆さんによって違いますが、なんらかによってなされなければならない、しかもそのものを戻すことが出来ない場合、非常に困難を極めるのです。
故に安易に性的暴行を用いてはならないのですし、用いる場合でも、主人公にとって重要な人物に用いるならば重要度によって埋め戻しの帳尻にあわせる難易度が跳ね上がるので、めったに用いることはないのです。
(性的暴行があるという人はもう一度その話を読み直しましょう。モブはOUTでもヒロインがギリ間に合うようにもって行くことが多いのはそこです)
ラノベやその類に、和姦はあっても強姦はないのはそのあたりです。
(最低限ヒロインに主人公に見えるように幻影かけてというのはありましたが、それでもギリギリでしたし、設定年齢は高いなあと思わせる内容でした)
いろんな話がなろうではありますが、本になる話で性的暴行があるのは物凄く少ないですし、ある小説が本になってる場合、新書版で尚且つ重厚な感じの本になってるのはそこで読者のふるい落としをしているからです。 そのあたりの認識をきちんとしましょう。
いろんな作品がかかれる方、これから書かれる方も多いと思いますが、自分はどこの層を狙っているのか
まずはそこをきちんと考えて書かれる事を心より祈っております。