サクッと読める小説
こちら執筆活動の箸休めで書いたものです!
昼時のファミレス僕と彼女は対面するように席に座っていた
周りには子連れの親子が多く幸せそうな顔をしていた
そんな中彼女が口を開いた「これ、書いといたから」そういい彼女は自分のバッグから緑色の紙を出した
その紙は左上に離婚届と書かれていた、指名の欄には彼女の名前が書いてある
僕はその紙を受け取った「ありがとう、僕の分を書いた後に市役所に出しとくね」
そう言い終わると同時に店員さんがコーヒーとアイスカフェラテを持ってきた
僕の前にはコーヒーを彼女の前にはアイスカフェラテが置かれた
彼女はアイスカフェラテが大好きだ、昔デートでよくカフェに行ったが毎回のようにアイスカフェラテを頼んでいた、なんでもアイスカフェラテが美味しいお店はいい店らしい
そして僕はコーヒーが好きだ、暖かくて深みのあるそんなコーヒーが
目の前に出されたコーヒーを手に取り僕は1口、また1口と口に含んだ
ここのコーヒーは味に深みがあってとても美味しく、何より温度がちょうどいい、猫舌な僕でもゆっくり飲めるぐらいの絶妙な温度がたまらない。
でも何故だろう今日は何時もより熱い
コーヒーのカップを持つ手が
コーヒーを通す喉が
そして何より心が熱いんだ、燃えるように
すると彼女はアイスカフェラテを飲み終わったのか伝票を持ってレジの方へと歩いた
彼女のヒールのが音が僕の鼓膜の奥で反響する
僕はいてもたっても居られなくてその場で立ち上がった
机の上のカップが転がり机には黒い液体が広がる
その音を聞いた彼女が振り返る
「ねぇ、僕たちこんな最後でよかったのかな!」そう言おうとした、でも言えなかった、だってそれは言ってはいけないから
僕と彼女が長い時間をかけてきめたことを、僕のいっときの我儘で押しとうしてもいいのか、そんな考えが頭を過り僕の口からは何も出なかった。
何も言わない僕にしびれを切らしたのか彼女はまたレジの方に行った
何か言わなくちゃ、僕は喉の奥から必死に言葉を発した「ねぇ、最後にキスしちゃダメかな…」
なんでこんな事言ったんだろう、言ってから思った、でも言った言葉を今更取り消すことなんて出来ない、でも、ただ1度振り返って拒絶して欲しいんだ…、そしたら僕はきっと君を諦めれる、そう思った
彼女は振り返らに言った「それはダメ…、また貴方を好きになっちゃう」そう言った彼女の声は震えていた
あぁ、僕はなんて無責任な事を言ったんだろう、辛いのは僕だけじゃないそれは彼女も一緒だ、なのに僕はなんて自分勝手なんだ、そんな自責の念に駆られた僕は糸の切られた人形のように席に座り込んだ
彼女は、会計を済ませお店から出ていった。
ほんとにこんな終わり方で良かったのか、そう思った途端彼女との思い出が頭の中でフラッシュバックする
初めてあったあの時、図書館で同じ本を取ろうとして手が重なったあの日、初デートで緊張して寝れなくて2時間も遅刻したあの日、初めてキスをしたあの日、そんな記憶が頭の中に流れると僕の体は必然と歩き出していた、さっきまで糸の切れた人形だった僕が。
どうしても伝えたい事がある、伝えなきゃ行けない事がある、これは僕の自己満足だ、この言葉は彼女を傷つけてしまうそんな可能性だって脳裏をよぎった、でもこれを言わないと僕は一生彼女を忘れられない、ずっと引きづってしまう
お店のドアを開け彼女に向かって叫ぶ
「蓮!今までありがとう!ずっと!大好きでした!」
僕はそう叫んだ、蓮は背中越しに僕の言葉を聞いていた。
あぁ僕の長い長い恋はこれで終わりなんだ…。
すると彼女が振り返り言った「バカっ!」
その顔には大粒の涙が流れていた
今まで彼女の泣き顔なんて1度も見た事がない、心のどこかで彼女は強いひとなんだと思っていた、でも違ったんだ彼女もただ1人の人だった、流れ続ける涙を見て僕はそう確信した
最後まで読んでいただけましたでしょうか?
読んでいただけたのなら幸いです
追記
FPSで無双する!とクロユリが枯れる頃にはもう少しで完成しますもうしばらくお待ちを




