表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/10

戦場のお荷物

ラムザだぜ。なんか最近外気温高めでまいっちゃうぜ。みんなも熱中症には気を付けろよ。

よお。みんな元気してっか。久々だな。ラムザだぜ。


人間界の諸君には馴染みがないだろうがな。悪魔界の婚活は戦場なんだぜ。

この話が人間界のとあるサイトに投稿される頃にはおれはジャンヌの屋敷に戻っているかもな。


みんな巧妙に自らの真の姿を盛ろうとしてくる。


目を凝らしてみると、うん。触手が31本。魔眼が68個。せめて20個くらいだよな。多過ぎるとまあ自己主張強めにおれは感じるので、ちょっと苦手だ。


人間の目が2個だけって事についてはどう思うかって?

あれだ。人間が一つ目小僧を見てどう思うかにたぶん似ている。



***********



10分経過・・・。ええい。勇気を出せおれ!

大丈夫だ! おれにも婚約者を作る権利くらいあるはずだ。


いつまでも、小娘のベビーシッター役だと思うなよ!

おれだって男だ。


悪魔の求愛行動のクネクネダンスを披露する。


「お、おい。あいつやべえぞ! なんてクネクネなんだ。すっご!」

「おれ、恥ずかしくってあんなクネクネできないよ。」


どうだ。おれはモテモテだろう。悔しかったら北極のクリオネの元で修行してきてくれ。


おすすめは北極氷穴3番街の尾根栗さんだ。何ともクネクネ熱心に教えてくれるぞ。



************



帰り際。なんと。こんなおれでも婚約出来ました。結果報告だけさせてもらうぞ。

どんなアプローチしたかって? 聞いてくれるな。


おれもモテたって事だけだよ。

すみません。見え張りました。相手はガスコン爺さんの娘さんとやら。


独身でもないくせに、おれの婚活パーティーに一緒についてきたイヴァリアントさん(序列3位)にゴリ押しされたからだ。


なんて美しい精霊なんだ。神々しく光り輝く純白の翼。顔はそうだな。ちょっとだけジャンヌのヤツの方が可愛いかもしれないが。


紛れもなく、美精霊だ。うん。婚約しよう。そうしよう。

仕方なくなんだからね。


「おい、ラムザ。しまらない顔しやがって。」


うるせい。しかしグッジョブ! イヴァリアントさん!



*********



小娘もおれの婚約を手放しで喜んでくれるに違いない。

早速ですが、ご挨拶に伺おうではないか。



*********

*ちょうど同じ頃。


ガスコンおじさん。


「わしの娘の婚約は決まったかの?」


いや。結果は別ルートから仕入れてきたから分かっている。

だけんども。先ずはわしに挨拶に来てほしかった。


ネフェルや。幸せにおなり。届けわしの思い。


*********

*ネフェルさん視点


なんか周りが最近結婚しろとうるさい。

以前から気になっていた、契約結婚をしてみようと思う。


ラムザ兄さんの事は以前から知っている。とにかく人の良いタイプで、後から家庭内ルールとか決めるのが楽そうだ。


正直妥協ともいえるが、尻に敷くのは容易そうだ。男女の恋愛なんか心底興味ないので、彼に決めたのだった。


多少罪悪感はあるので、後からラムザさんの事が大好きな方がいた場合には、潔く身を引こうと思う。


それでも、彼は割と好きな方だ。だから、親愛の意を込めて、以前からラムザ兄さんと呼ばせて貰っている。









ふわあ。作者暑さで脳みそ溶けまくっており、落ち武者スタイルで生き延びております。


今年の猛暑も乗り切っちゃえですよ~。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ