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ある日常の井戸端会議

精霊と悪魔って、言い方変えているだけみたいですよ? ええたぶん。

mobuD「なあ、今団長って誰か付き合っている人いるのか? 誰かしらね?」


ほほう。人間にしては殊勝な心掛けではないか!


「そこんとこどうよ? ラムザ先輩!」


全く馴れ馴れしい事だ。でもこの話題には混ざらないといけない。これは義務感だ!


ふ。おれは鼻で笑い、スルーした。


モブA「いや、おれの最新の情報だと、どうやら、1年ほど前からフリーらしいぜ。」


モブext「あ~、あ。あんな美女なのに。全く誰だよ? 次の恋人候補(仮)は?」


もぶB「おいおい。お前らこれだから全く。俺たちは情報探索の精鋭部隊でもあり、極秘部隊とのパイプ


持ちの精鋭だぜ!」


「ある、メイドAの話では、ええと。個人情報もらしたらあれな奴だから・・・。イニシャルでいくわ。


今、どうやら片思い中の方がいらっしゃるんだと!」


「なんだって! おい誰なんだ一体!」


「俺にも教えてくれ!?」


大盛り上がりのこの状況。全く何をやっているんだ。こいつらは、国中の精鋭部隊の一角だぞ!


怪しからん奴らだ! おおといけない。口がニヤニヤしてしまう。


たぶん俺の方が詳しいが、やつら人間の少ない情報から、キーワードを結び付け、状況を推測し、次は


どうなるのだろうか話がこれまた楽しいんだ。






お、おれは悪くないぞ。普段、風呂場へタオル忘れたから取ってこさせられたり、トイレの紙がピンチの


時にはお使い頼まれたり、まったく、メイドにちょっとは仕事させろよ。


まあ、そのうっぷん晴らしという事なんだ。





ただのファンクラブのこんな奴らだが、それなりにおモテるんだな、これが。


まあ、まずまず高所得だし、顔はそこそこな奴らばっかだし。彼女はいるは、妻帯者だはの集団ですわ。


まあ、女聖騎士団長のファンであることに変わりはないんだが。


ふう。今回の見どころはもうないな。


おれは黙って席を立ち、後にした。


「ま~た、お待ちにしてますぜ! ラムザ先輩!」


おれは黙って、手を振った。



******************


次は精霊どうしの会議だ。


こっちはこっちで会話が大変だ。


基本的にコミュ障の精霊は基本的に、おしゃしべりは好まない。


メンバーはラノベ風(?)に紹介といこう。序列No.が低いほど強い。


序列第2位:ガスコン いかついおっさん悪魔。年頃の娘がいて、よく俺に縁談を持ち掛けてくる。


序列第6位:イシュアン 若い男性の精霊かなりの容姿端麗の美丈夫。


序列第11位:スラム 無口。影の薄さがもはや個性か。


序列第12位: ラン スラムに絶賛アプローチ中。恋する乙女(いや天使か?たぶん精霊)


      スラムの事を世界で唯一探し出すことが出来る。ちょっと大変そうにはしているが。


序列第500位:おれ事ラムザ。


こんな奴らが交代制でジャンヌの護衛を担当している。


まあ、集まっても、ランがスラムに一方的にイチャイチャしだすか、終始無言かのいずれかだ。


なあ、人間の方が面白みがあるだろう?



そもそも、俺たちはジャンヌと契約を結んで守護しているわけではない。


序列1位の悪魔、"エルム"討伐後、彼女の事を気に入り、頼まれてもいないのに、


守護精霊やっているってわけだ。


まあ、戦友であり、同士というやつだ。身分は上位なので、ため口だが実力差は明確だ。


正真正銘の化け物、猛者たちである。


今日も時間通りに集まり、不毛な時間を過ごした。まあ、ガスコン(以下じいさん)からお見合い


の話をされなかっただけましか。


「あれ。もう終わりか。ちょいと、おいラムザ。っておい待たんかい。」


終盤何か声が聞こえた気がしたが、時間の感覚ずれているやつとは話す時間はねえ。


と心の中で言い訳をしながら、おれは久しぶりに魔界へ戻った。




**********************************

リンリンリン。


おいおい。帰ってそうそう何ようだ。ジャンヌが何かあった時のようのベルが鳴る。


「何だい。何事だい。」


「ラムザ~。」


涙でぐしゃぐしゃになりながら、ジャンヌがおれの胸に飛び込んできた。


「スラムとランが・・・。」



















そろそろ、悪魔界に戻ろうかな。休暇が欲しい気分です。(会議で発言しないのに、

毎回呼ばれている理由が自分達の推理の真偽を確かめる、噓発見器の為だとは知るよしも無し。)」


*上級悪魔(精霊)は序列第500位から。誰かさん一番下っ端じゃん!

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