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勇者様の理想の彼女  作者: 屋月 トム伽
10/17

イグニスとジーク

喫茶店のテラスには予想通り、イグニスがおり、横にはサリアが座り、二人でモーニングを食べていた。

「イグニス!助けてくれ!」

「何だ?ジークか、水の乙女は見つかったか?」

「いや、騙された。だが、騙された事はいいんだ。それより一大事だ。」

隣にいるフィーネを見て、イグニスは何かを察したのか、ジークに聞いた。

「なんだ?男同士の話しか?」

「そうだ!男同士の話だ。」

「だそうだ、サリア、彼女に美味しいお茶でも飲ましてやれよ。」

「なによー、私は仲間ハズレ?」

サリアは冗談交じりでフィーネと違う席に行こうとした。

「サリア、フィーネに男が近づかないようにしてくれ!」

サリアはジークの言葉にビックリした。

「あの、何かすみません、ジーク何だか少し、思い詰めてるみたいで。」

サリアは面白そうな顔になり、ご機嫌でフィーネと移動した。



「なんだ、ジーク、初彼女ができたのか?」

イグニスはニコニコと聞いた。

「その事何だが、何とフィーネに言ったらいいのかわからないんだ。フィーネの事を考えると、動悸までするし。」

ジークは、フィーネとの経緯をイグニスに話した。


「惚れたな。ジーク。」

「だが、何と言っていいのかわからないんだ。イグニス、助けてくれ。」

「いやぁ、お前から色恋ざたの相談を受けるなんて、楽しいな。」

イグニスは、新しいオモチャを見つけたみたいに喜んだ。

「聞く限りではジークの事嫌って無さそうだし、押して見ろよ。」

「可愛いフィーネを見ると言葉が出ないんだ。」

(こりゃ重症だな。面白い。)

「お前の格好良いところを見せると、告りやすいかもしれないぞ。」

「俺に格好良いところあるか?」

「顔はいいんだから、仕事してる所見せるとか?フィアード森周辺のクエストでも行くか?」

「フィーネの為ならやろう!」

「決まりだな。飛竜を一体借りてくるから、街の外で待ってろ。」

「イグニス、恩にきる!」

そう言うと、イグニスは城へ飛竜を借りに行った。


城に行くと、王様は、好きにせい、とイグニスの相手に疲れていた。


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