サンタクロースは魔法使い?
クリスマスイヴの夜、家族でクリスマスパーティーをしていた。
「ねぇ、サンタさんってどうやってくるの?」
と子供が聞いてきた。
「サンタさんはね、トナカイがひくソリに乗ってから家に来るんだよ」
「じゃあ、どうやって家に入るの?」
と順番に疑問が出てきた。
それを聞いていたパパは
「サンタさんが住んでいる国に行ってみようか!」
と突然とんでもないことを言った。
それを聞いたママも驚いた。
子供は大いに喜んだが、ママは旅費などの心配があった。
そして、1ヶ月後にサンタクロースが住んでいる国グリーンランドに行き本物のサンタクロースに会った。
「こんにちは、よく来たね」
とサンタクロースは日本語でに挨拶をした。
はサンタクロースに
「サンタさん、どうやって移動しているの?」
と言ったら
「トナカイだよ、外にいるから見に行こうか」
と子供の手をそっと握ってサンタクロースはトナカイのところに連れて行った。
そこにはおとなしいトナカイが座っていた。
子供はそ~と近づいて触っても嫌がりもせずじっとしていた。
その後、子供はサンタクロースに欲しいものを書いて渡して帰った。
そして、1年後のクリスマスイヴの夜。
部屋で子供は1人でベッドの中に居た。
頭の上にはサンタクロースに宛てた手紙を入れた靴下を吊るして待っていた。
うとうと眠くなってきた頃に窓が開く音がした。
それを聞いたとたん子供は飛び起きた。
子供が寝ていると思って入ってきたのはサンタクロースだった。
「サンタさん、これが僕の欲しいモノです」
と言って靴下の中に入れていた手紙を渡した。
それを読んだサンタクロースは白い布の袋から手紙に書かれていたものを出した。
ちゃんとラッピングがされている状態で。
プレゼントを受け取った子供は喜びながら
「サンタさんありがとう」
「いつもよい子にしていたらまた来年も来るからね」
と子供の頭を撫でて帰ろうとした。
ふと子供は
「ねぇ、サンタさんはどうやってここに来たの?」
と言った。
子供の部屋は2階だった。
サンタクロースは
「トナカイのひくそりに乗ってここまで来たんだよ」
「じゃあ、海とかはどうやって越えたの?」
「それはね、魔法で空を飛んでから来たんだよ」
と外にいるトナカイを子供に見せた。
それは前の年に見たおとなしいトナカイからは想像が出来なかった。
そして、もう1つ子供は言った。
「じゃあ、僕のプレゼントはどうやって出したの?」
「それはね、これが魔法の袋だからだよ」
とサンタクロースは答えて
「このことは2人だけの秘密だよ」
と言って去っていった。
子供はそのままプレゼントを抱いて眠った。
そして、子供はサンタクロースとの不思議な出来事は誰にも言わなかった。
また来年もサンタクロースに会っていっぱい話したいと思っているのだった。
終わり
過去に別サイトで掲載した作品です。
ほぼ修正等は行っていません…
本当は読み直して手直しをしようと思ったのですが
気力が尽きました
しかも、読んで手直ししていると何日もかかってしまうので
その途中で掲載するのをやめそうだったので
今年のクリスマスネタがあれば作品を出す予定です。