第2回 ホラー小説
もうそろそろ7月ですね。この時期になると例年、小説家になろうでは『夏のホラー』が開催されるところですが、このパートを読んでいる皆様は参加されますでしょうか。
私はと言いますと、参加しようかとは思っているんですが、期限内にうまく完結するかどうかってところです……。まあ、あまり期待しすぎない程度に期待してくれると、個人的には嬉しいです。ハイ。
さて、今回第2回目はホラー小説について。私自身のホラー小説について、さくっと呟こうと思います。
私自身、ホラー小説はいくつか書いています。ただ、一昨年の『白峯』『化猫』は未だ完結に至っていないばかりか、なろうにアカウントを設立して間もない頃に投稿した『黒姫』という作品は削除させていただいています。結構エタることが多いんです、自分。申し訳ないとは思いながら、他の作品執筆などを優先し、気付けば何年もそのままっていう。
……それはさておき、一応完結させたホラー小説もあるんですよ。それが、『蠶』と『佳矢子』です。どちらも三、四話で完結する短編ですが、これがまあいろいろありまして、ちらほらと嬉しい悲鳴が聞こえているところであります。
『蠶』と『佳矢子』は、どちらも明治時代を舞台とした怪異討伐譚として制作したところです。この二作を元に、『明治 -Meiji-』としてシリーズ化もさせています。裏話として申し上げると、これらに登場する主人公・木山敦の基盤は今から8年ぐらい前に既に出来上がっていました。私のオリジナルキャラクターの中でも随分長い付き合い(?)なので、彼の活躍を執筆している時は割とすんなり進められました。文章はいつもより堅苦しいけれど。
そして、『蠶』と『佳矢子』を書き上げて気付いたこと。これホラー、というよりかグロいよね、っていう。
私見ですが、一ジャンルである「ホラー」の体裁は、先に申し上げた『白峯』あたりが妥当なんじゃないかと思います。ここまで来たら、ホラーというよりかスプラッターですね。
怖い描写がまともに出来ないから、グロに特化する。ホラー小説を執筆するにあたり、ある意味ではブービートラップと言えるかもしれません。ただそれでも、読者様を震え上がらせることができれば、それはそれで儲けものですよね。
……にしても、私ってホントにエタ作品が多いなあ。
ある意味これが、一番のホラーかもしれない。ここまで書いて、ようやくそのことに気付きました。
ほら、皆様も何処からか聞こえてきませんか? 長い時間の奥底に埋まってしまった、自分のオリジナルキャラクターの声が――。